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拾捌話 ページ19

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あ、あれ?

さっき、佐助少し怒ってたよね?

何で怒ってるんだろ

変な佐助だなぁと思っていると、


「Aさんって人気者っすね…」

『え?私が人気者?』


吉平が私の事を人気者と言った。

ぐ、具体的にどこら辺が人気者だと言うのかな

1人悩んでいると吉平は、そろそろ見張りに戻ると言って戻って行った

お仕事熱心なのはいいけど、私はこれから何処へ行けば?

自分の部屋として使わせてもらってる部屋は今佐助が居て戻ったら気まずい空気になりそうだし

竜が絶対ボロボロになった浴衣を見たら騒ぐに決まってる

どうしようかと悩んでも考えが浮かぶ訳ではないし

でも、こんな所に居ても意味が無いと思った私は部屋に戻る事にした




屋根から部屋の中を覗こうとしたが障子が閉まっていて確認する事が出来なかった

中に人がいた時怖いので少しだけ障子を開けて中を見る


『…誰も、居ない』


中に誰も居ない事を確認した私は屋根から覗いている状態から障子を開けて中に入った

てっきり、まだ話してるのだと思ってたのに

感じ的に佐助が先に帰ったのか

それとも、此処に戻ってきたけど竜とその右目が居なかった

この2つのどちらかだよね。でも多分前者だと思うんだ

と、言うか…


『佐助帰っちゃったんだね…』


佐助が帰って行ったしまった事が少しだけ寂しかった

よく、忍には情は要らないと聞くが私はそう思わないんだよね。

忍だってちゃんとした人間なのだから情を持ったっていいと思う

だからと言ってまだ私は "好き" と言う情が完全にはまだ分かっていない。

分からない理由がまだ私が子供だからなのかは分からないけどね?


『あ、こんな事してる場合じゃない。』


夜遅くまで起きていた事が竜の右目にバレたら絶対に雷が落ちる。

そう思った私はボロボロになったしまった浴衣を急いで脱いだ

そして、里を出る時母から貰った浅葱色の着物に着替えた

自分で押入れから布団を出して綺麗に敷いて横になる。

何時もより一刻程遅い就寝だなと目を瞑りながら考えていると

身体は吉平との手合わせで疲れていたらしくすぐに眠る事が出来た



.

今更なんですが、この時代に浴衣があったのでしょうか…

もし、自分で調べてなかったとわかった場合は浴衣と書いている部分全て浴衣から着物へと書き直そうと思います!



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作者名:希望(夕美) | 作成日時:2016年8月12日 12時

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