全員「緑間の姉！！！！？」 W・C編なのだよ2

43話なのだよ[フォーム] ページ44

「「「「おおおおおーー！！」」」」

今大会、驚異の無失点試合を貫いてきた

最強の盾、陽泉から初失点を奪った、

右手で突くようにボールを放つという

常識を逸したフォームでシュートを決めた、

テツヤ君のプレイに

客席もベンチも共に湧き上がる。


A「…!」



〜

黒子「ボクにやらせてください」

小金井「やらせてくださいって、まさか点を取るっていう事？！」

黒子「はい」


テツヤ君の虚を突かれた提案に皆それぞれ戸惑いの色を見せる


A「…。いいんじゃないんですか、やってみれば。
今の所、キャプテンもバカガミも点は取れないようですし。
青峰に仕上げてもらってきてるんなら、
テツヤ君なら、きっと大丈夫でしょうし」

そんな空気を無視するように、思ったことを正直に話すと

頭の上から、重いっきしチョップが2本落ちてきた。

A「いたぁっ！」

日向「途中のは余計だっつーの！ダァホ！
つかお前が態々言わなくても誰も黒子がやる事を止める訳ねぇだろ！優等生気取りか？！あぁ？！」

火神「お前のその余計な一言足す口、どうにかなんねえのか？！
あとその呼び方やめろつってんだろ！」

A「いや、シュートのこともボクが優等生なことも、バカガミがバカなこともなんら偽りのない事実でしょ」

そう言うと、次は拳骨が２個落ちてきて、

今までにないくらい大きいタンコブが頭の天辺に出来た。




〜

まだヒリヒリと痛みが長引く頭を撫でる。

図星だからってあんなに頭を何度も叩かなくてもいいのに…


A「…」

青峰にシュートを教わっていたとは聞いたけど、

まさかあんな型破りなフォームで打つとはね…


やっぱり、打ちやすさってのも大事なことなんですね

今吉サン…

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