57話なのだよ[残り1分] ページ8
「誠凛(黒)、メンバーチェンジです!」
黒子「お帰りなさい!」
木吉「…ただいま」
残り時間もそう長くはなく
逆点する糸口も見つからない
そんな焦りがつのるこの状況の中、帰ってきた
誠凛の心強き支柱、木吉先輩の姿に
皆、一筋の光がさしたように、笑みを浮かべる。
交代となったボクは、
ラインの前で待つ木吉先輩の元へ向かう
気がついたら、前のめりに倒れかけていて、それを先輩に抱えられていた
A「あ、れ…」
木吉「ここまでよく頑張ったな。後は任せろ!」
ギュッと先輩に抱き寄せられる。
そこで、ああ歩く途中で倒れ込んでしまったんだな。と気付いた。
先輩の肩を借りてベンチまで来て
ドカッと座る。
すると急激に脈が上がり始め、
汗がとまることなく流れ出す。
リコ「Aちゃん、大丈夫?意識はある?!
必要なら医務室まで水戸部君に運んでもらうけど?」
A「….・・・フゥだいじょうぶです。
意識もあります。そしてここに最後までいます」
息を少しでも整えながら、監督にそう伝える。
あ、でも意識はちょっと…
A「…スゥ…ハァー」
大きく深呼吸をして、
スイッチを入れて、コートに目を向ける
残り1分もないこの試合を見届ける為に。
・
・
・
残り0秒となる瞬間、
足に蓄積した疲労の影響でジャンプシュートができなかった紫原からボールをテツヤ君がカットして、
試合が終わった。
72対73
誠凛の1点差勝ちだ。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2022年4月6日 12時) (レス) @page21 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年6月7日 20時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/nomura
作成日時:2021年2月9日 6時