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83話なのだよ [煽る] ページ34

「これより後半 第3Qを始めます」

両サイドの入場口から2チームが登場し、

会場の観客達は待ってましたと言わんばかりに

各チームへ熱い声援を送る。

コートの中に入っていく1人の選手を見て

2階の客席に座る桜井は隣に座る先輩に声をかけた

桜井「スタートから出るみたいですね、緑間さん」

今吉「さぁっこっからが見物やで」

それに対してその先輩、今吉はいつもの不敵な笑みでそう煽るようなことを言った。


伊月「今度は暴走も騒動も起こすなよ」

A「はぁい…」

先輩からの弄りを飄々と受け流した後

桜井と今吉が注目している選手、緑間Aは

ぐっと伸びをしてから自身のポジションについた

b-----

ブザーが鳴り、後半が始まる。

監督から提示された約束は二つ

一つは、

笠松「あ?(アイツ守備には参加しねぇのか?)」

誠凛が守備する時、センターラインより中には入らない事。

Aは、自陣のゴール下から放つ超長距離3Pシュートが打てることに加えて、

陽泉との試合でゴール下のボール争いにも参加し活躍していた

だからこそ、Aがセンターラインより内側に入ってこない事に

海常の選手も観客達も疑問を隠せなかった。


ボール争いを制した木吉が、片手で握ったボールを一点に狙いを定め勢いよく投げる

センターラインより外側にいたAに向かって。

敵の虚をついて放たれたパスを誰にも邪魔されず受け取ったAは

そのまま他の人達を置き去りにしていくように駆け出した

しかし、予想外な事にその勢いは道を塞がれてしまったことによりしんでしまった。

こうなる可能性を唯一予測していた笠松が誰よりも速い反応とスピードで

Aの前に立ちふさがったのだ。


それを受け止まったAはそれと同時に膝を曲げシュートモーションに入った

笠松「(クイックリリース?…いや)」

と見せかけて、

笠松「(フェイクだろ!)」

重心を前に倒しドリブルのフォームに移った

予想が的中した笠松は左を抜けようとしたAの進路を再び塞いだ

ので、

Aは左手に持っていたボールを下から肘を軸に高く放り上げた

笠松「?!」

放られたボールは笠松の顔の横を過ぎ抜けゴールへと向かっていく

笠松「(火神とのアリウープか?!
けどまだ火神も他のやつ等も戻り切れてねぇ…
!…まさか、コイツ)」

そしてボールは

リングを跨ぐように輪の中へ入り落ち

誠凛に得点が加算された。

遅れて会場中に歓声が響き渡った

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2022年4月6日 12時) (レス) @page21 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年6月7日 20時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/nomura  
作成日時:2021年2月9日 6時

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