64話なのだよ[完全無欠の模倣] ページ15
そこからは、まさしく形勢逆転の快進撃となった。
真太郎の超長距離シュートの模倣から始まった、
涼太君の「完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)」を灰崎は奪うことができず
青峰を模倣したプレイスタイルによりシュートを決められ、
紫原を模倣したブロックによりことごとくシュートをカットされた。
だが、そんな追いつめられる状況の中、
灰崎はニヤリと笑った。
A「！」
ボクはその顔が意味するコトをいやというほど知っていた。
悪童。世間にそう呼ばれている誰かさんのおかげで
そしてソレは的中した。
ドグソ野郎は、審判の死角をついて、涼太君の左足を思いっきり踏みつけた。
ボク以外にもそれに気づいた人は何人かいた。
灰崎は何事もなかったかのように、ゴールにダンクを叩き込もうとする
黄瀬「言ったはずっスよ、ジャマすんじゃねぇって！」
しかしそれは、すぐDFに入った涼太君にカットされた。
黄瀬「勝つのはお前じゃない！オレだ！！」
弾かれたボールを４番の笠松さんが
逆方向のゴールへと走る涼太君へと一直線にパスを出す。
そして、最後の決勝点がきまる。
７２対７５
海常の準決勝進出が決まった。
A「…ﾊｧ」
緊張の糸が解れたように、溜まっていた疲れとともに息を吐く
すると監督が思い出したかのようにこちらに振り向いて言った
リコ「Aちゃん、あなたにはこれから言うところに行ってもらうわ」
A「え…」
リコ「まだ受けてないでしょ、取材。月バスの」
A「え、はい。…ていうかそんなの初耳なんですけど」
伊月「そりゃそうだ。俺らも陽泉戦の後に聞かされたんだから」
黒子「Aさんは試合の疲労で眠ってしまっていましたしね」
小金井「残念そうにしてたよー。取材の人ー」
リコ「だから特別に時間を作ってくださったのよ」
A「へえー。なんか申し訳ないですね、ボクだけなんだか特別扱いされているようで」
日向「調子乗んなよ、ダアホ！お前なんてどうせ写真なしで一言書かれるだけだっつーの！」
A「まあまあ、妬かないでくださいよキャプテン」
日向「妬いてねーよ！」
伊月「はっ、ヤキモチで焼く餅。キタコレ！」
日向「伊月黙れ！」
リコ「ほーら、早く行ってきなさい」
A「はーい」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2022年4月6日 12時) (
レス) @page21 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年6月7日 20時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/nomura
作成日時：2021年2月9日 6時
