桜井くんと ページ23
A「それで俺に何の用なの?」
ここは人気の少ない廊下。
桜井くんと俺の二人だけ。
桜井「せっ、折角青峰くんと食事だったのに何かすいませんっ!」
A「気にしないで良いよ。」
親衛隊隊長とは思えないビクビクぶりに、思わず苦笑い。
A「話って、大輝のこと?」
桜井「はっ、はいっ!すいませんっ!」
A(よく謝るなぁ〜)
A「全然。どうしたの?」
桜井「あっ、青峰くんが…、僕達親衛隊がAくんを、自分が見れない間守れって言われて…。」
一気に暗くなった桜井くん、
そして内容…。
A「ごめんな。」
桜井「えっ?」
驚いた表情の桜井くん。
A「あいつ、昔から自己中で回りをとことん巻き込んで、でも自分はしれっと、高見の見物みたいな、俺様でさ〜。
人の気持ちとか全然、考えない奴で…。
だから、あいつの代わりにだけどごめんっ!」
俺は思いっきり頭を下げる。
桜井「Aくん…。」
A「あの馬鹿には言っとくから俺のこと守らなくても良いよ。」
桜井「えっ、でも…。」
A「大丈夫大丈夫。うまいこと言っとくって。」
ニカッと笑みを浮かべる。
桜井「ははい…。」
A「まぁ、じゃあな。」
桜井くんに聞きたいことはまだあるけど、征十郎との約束もある。
A(それに早くかえんねーとテツヤと大輝がうるさそうだし。)
話はまた、後で良いだろうと思った。
桜井「Aくんっ!」
廊下の中程に差し掛かった所、桜井くんに呼ばれた。
なので、振り返る。
A「なに?」
桜井「君って、意外と良い人ですね…。
何となく……、
彼が惚れた理由がわかります…。」
A「桜井くん……。あっ、ありがとうな。」
何と答えて良いのか分からなかったので、お礼だけ言っておいた。
そして俺は食堂に向かった。
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みずき - 本当に面白いです!ヾ(≧∪≦*)ノ〃ほかの作品も、拝見させてもらいますね! (2014年7月13日 22時) (レス) id: ce44c37966 (このIDを非表示/違反報告)
みちる(プロフ) - 優さん» ありがとうございますっ! (2013年10月5日 19時) (レス) id: 2a0b6edf0e (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - みちるさん» 続編みやしたよ!! (昼に) (2013年10月5日 19時) (レス) id: a92b0090bb (このIDを非表示/違反報告)
みちる(プロフ) - 優さん» 光の速さとか速すぎですww ありがとうございますっ! (2013年10月5日 18時) (レス) id: 2a0b6edf0e (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - みちるさん» まじっすか!!! 作成したら光の速さで見に行きますね^^←ぇ (2013年10月5日 13時) (レス) id: a92b0090bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/michiru0501/
作成日時:2013年9月23日 23時