鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第60話 消えるな命の炎 ページ21

玄弥「A……さん」


貴方「喋るな！！今体を合わせている！
直ぐに戻してるからこれを早く飲め！！」


涙を流しながらAは玄弥の口に血を与えた


貴方(お願いだ！！戻れ！！戻ってくれ！)


流石のAも今回は焦っていた
先程は四肢を繋げてどうにかなったが、
今回はかなり厳しい状態だった


玄弥「兄ちゃんは……無事ですか？」


貴方「ああ無事だ！！
今は自分のことだけを考えろ！」


細胞同士が少しずつだが
繋がり始めているが、油断はできない

玄弥は無事でも無一郎は……



貴方「玄弥絶対に動くんじゃないぞ？」


玄弥「は……い」



なんて弱々しい声なんだ…っ
早く無一郎の手当もしなければ！！



Aが無一郎の元へ近づく


貴方「無一郎！ワシの声が聞こえるか？」


無一郎「……ひゅ…Aさ……ん」


貴方(まずい！！このままでは死んでしまう汗)


無一郎の下半身と腕を直ぐに拾い
無一郎の体を上手く布で縛り固定する


貴方「無一郎、少々量が多いが飲んでくれ！
お前を死なせるわけにはいかないんだ！！」


無一郎に血を飲ませる
だだいつもと違い、量が多い

下手をすれば体に影響が出るかもしれないと
Aは心配をするがそんな悠長なことを
考える暇もなかった


Aは玄弥と無一郎を少し離れた
ところに運び横に寝かせた

2人の手を握り


貴方(頼むっ…上手くいってくれ！！
お前たちにはまだ未来がある！！
だから死ぬな！こっちへ戻ってこい！！)


無一郎「……Aさん…
お、れたちのことは……
いいから…はあ…戦いに戻って……っ」


貴方「そんなことできるか！！
お前達を見捨てることなどできない！！」


無一郎「いってくれ……お願い、だ…
A……さんが…行けば……
きっと……勝てるか、ら笑」


貴方「……無一郎っ…！！分かった
ただしお前たちも絶対に生きろ！！涙」


無一郎「あり……がとう……頑張るよ笑」



Aは2人に背を向けた



無一郎「……玄弥…頑…張ろうね(ｷﾞﾕ」


玄弥「…ああ……ｷﾞﾕ」



2人は互いに手を握る

あの人のためにも死ねない……






ワシが戦いに参戦する頃
黒死牟は鬼のようなおぞましい姿に
変わり果ててしまった



貴方「巌……勝……？」


本当にあれは巌勝なのか？
あれが巌勝がなりたがっていた
姿なのか？


黒死牟「！！……A……」


黒死牟はAの瞳に映る
己の姿をみて固まった


ー
最近更新が遅れて申し訳ありません汗
何かと忙しくて汗

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