かわいい幼馴染。 (ページ43)

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潤「カーズー…帰るぞ」

ゆっくりと瞼を開けると、入り口に潤君が立っていた。

潤「Aは先に帰ったの?」

そう聞く潤君の視線は不安げ。

まぁ、昨日に今日だからなぁ…

自分のせいかも、なんて思ってもしょうがないだろうけど。

和也「…鞄あるけど」

ﾁﾗりと潤君を見ると…きっと潤君も感じている違和感。

雅紀「あ、2人ともいた。一緒に帰ろー!!」

ニコニコとした笑顔のまさにぃが顔を覗かせて…

雅紀「…どうかしたの?」

その笑顔が一気に不安そうに変わった。

…俺らが戸惑った顔をしているからだ。

潤「…俺探してくる」

和也「俺も。まさにぃ、2年の先輩にちょっと聞いてくんない?」

雅紀「え?え?」

和也「A、あいつ鞄置いてどっか消えた」

潤「なんか嫌な予感がすんだよ。俺もカズも…あ、まさにぃ!!」

本当にびっくりする。

あの人の急な行動には。

和也「まぁ…こういう時の安心感は凄いですけどね」

ほんと…一緒にいて飽きない。

潤「いくぞ、カズ」