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「安室君の正体は_______________」
赤井さんが口を開く。
ごくん、と唾を飲み込む。
「警察官だ」
「けいさつ、かん…….…？」
あまりにも予想外の答えに、ぽかんと口を開ける。
警察、って….え、ど、どういうことだ？
てっきりもっと危ない職業が出てくるとばかり思っていた俺は拍子抜けする。
じゃあ安室さんはむしろ………
「良い人ってことじゃないんです、か？」
「良い人、か」
赤井さんは皮肉っぽい笑みを浮かべる。
「彼は潜入捜査官だ。黒の組織に私立探偵バーボンとして加入している」
「黒の組織！！？ 潜入捜査官！！？」
わけがわからん……どうなってるんだ。組織って新一を幼児化させた、あの組織だろ？
なんで安室さんがその組織の一員に……？
「な、なんのために….…」
「安室君は警察官だが、彼が守るのは国民じゃない。この日本、そのもの、なんだ」
「普通の警察官じゃない、ってことっすか？」
「そうだな。全く違う。むしろ彼は……限りなく、黒に近い場所にいる正義の人間だ」
「………」
「警察庁警備局警備企画課____________聞いたことがあるか？」
「えっと、確か…」
公安、警察。
俺が呟くと、赤井さんが褒めるように頭を撫でてきた。
父が推理小説家なおかげで、そういった方面の知識は人より無駄にある。
「通称、ゼロ、ですよね？」
「ああ」
「安室さんはゼロの人間ってことですか？」
赤井さんが無言でうなずく。
「彼は目的のためなら手段を選ばない。この国に害をなす者は容赦なく排除する。……黒の組織を壊滅に追い込むためなら、彼はどんな違法な手段も使うだろう。 一般人の君を、むやみやたらに近づけたくなかったんだ」
そういうことだったのか………。
ため息がこぼれた。
いつの間にか、頭痛は少しずつマシになっていた。なんだったんだろう…あの発作のようなものは。
「言ってくれなきゃ……わかんないすよ。コナン君と二人でこそこそやってるから」
「………すまん」
赤井さんは、本当に申し訳なさそうに謝った。
俺は少し微笑む。
「いいですよ……さっき仲直りしましたから」
俺が言うと、赤井さんはほっとしたような顔をする。
「そのかわり、すみません…ちょっと頭痛薬とってくれませんか？」
「お安い御用だ。しかし、どうして安室君の家に行くことになったんだ？」
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海星(プロフ) - カラ松ガールさん» ありがとうございますっ…！ めちゃくちゃ嬉しいです！！ 頑張ります！ (2019年10月31日 7時) (
レス) id: 9bd37337b9 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - 前回からここまで一気読みしました！神ってました！大好きです！ (2019年10月30日 23時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 74話に誤字がありました。「有紀子」ではなく、「有希子」です。 (2019年10月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 架印�靴気�» わわわ！ ほんとですね！ お恥ずかしい…ご指摘ありがとうございますっ！ (2019年10月26日 10時) (レス) id: 9bd37337b9 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 66話：「このタケシード姿、なかなかいいな」の所…。“タキシード”が“タケシード”になってますよ。 (2019年10月26日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海星
| 作成日時：2019年10月18日 9時
