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No.2 出逢い ページ3

──キーンコーンカーンコーン──

しまった……

今日は寝坊してしまった

急いで顔を洗って朝食を済ませた


どうやら、メイクの時間には間に合ったらしい


ス「今日はピエロ君バタバタしてたね?」

『?!』

矢張り、バレてたか

隠し事は彼女には無駄かもしれない


今から朝練習

今日はいつもに増して憂鬱だ

何となく憂鬱

















そして本番

今夜は或る出来事があった



僕が一番最初に正面としている方向の客席




1番前の丁度真ん中辺りの席に坐ってた赤毛の女の子

何故か泣いていた

僕は彼女を元気づけようと帽子から花を出した

それでも泣いている

今度は玉乗り

ド派手に転んだ

みんなは笑ってるのに彼女は泣いている

駆け寄って顔を覗き込んだ時に彼女が









「如何して嘘ついてるの?」と言った









衝撃の余り僕は立ち尽くしていた


僕は驚きのあまり気絶した


霞む意識のなかでお客の笑い声と彼女の声がした

本当に気絶したのに皆は嗤ってる

彼女は身を乗り出して僕をみていた




そこで記憶は途絶えた

No.3 目覚め→←No.1 日常



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作者名:女武将信長 | 作成日時:2017年4月11日 0時

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