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歓迎会が終わり、部屋に戻ると荷物がベッドの上に置かれていた。
「今年はどんなお菓子を持って来たの？」
ミリセントがウキウキしながら、私のカバンを覗いた。ミリセントと仲良くなったのはこれがきっかけだった。
「去年と同じよ。スコーンとバタースコッチパイ、ショートブッドとか色々。でも、汽車でレナードと食べたからちょっとしかないわよ」
Aがミリセントにお菓子の入った箱を渡すと無邪気な子供のように喜んでいた。
「良かったわ！ 去年はマルフォイたちに食べられたから匂いだけだったよの？」
「ちょっと！ 私もAの屋敷しもべが作ったスコーン食べたいわ！」
「私にもちょうだい？」
パンジーもその他のルームメイトもかじりついた。
私はトランクの中から人数分のティーセットを取り出して紅茶を淹れた。
「そんなにはやく食べると紅茶ができる前に無くなっちゃうよ」
「紅茶無しでも美味しいんですもの」
「ねぇ、A？ 屋敷しもべに頼んで作ってもらってよ」
「出来る限りやってみるね」
皆が紅茶とお菓子を楽しんでいると談話室から柱時計の鐘の音がした。
20:00だ──。
「ごめんなさい、スネイプ先生に呼ばれてるだった」
「新学期早々、やらかしたの？」アジア系の黒髪少女が冗談交じりで聞いた。
「まぁね？」
そう言ってAは寝室を出た。
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薫子(プロフ) - Aikuさん» ミスの指摘、ありがとうございますm(_ _)m 何か他にもあったら教えてください (2019年1月17日 22時) (
レス) id: 2423171da8 (このIDを非表示/違反報告)
Aiku(プロフ) - とても面白い作品ですね！あと、少し思ったのですが、もしかしたらルリウスではなくてルシウス・マルフォイだと思います (2019年1月17日 22時) (レス) id: 2ed775bb4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子 | 作成日時：2019年1月12日 23時
