#１４ ページ16
*
小さなプラットフォームに着くと懐かしい声が響いた。
「
「君はこっちだよ」とレナードに連れられた。
みるとドラコの家と同じ『馬が引いていない馬車』だった。
「ドラコの家もあの馬が引いていない馬車よ」
レナードに言うと笑いながら教えてくれた。
「あれはせストラルっていう死に目にあった人しか見えないんだ。幸いにも俺にも見えない」
片足を踏み台に乗せ、手を差し出すレナード。
別の誰かさんがちょうど1年前に同じ事をしたのを思い出した。
「A、揺れるからな」
「う、うぅうわぁ！」
「揺れるって言っただろう！」
「ご、ごめん」
あの後からだった。ドラコが話しかけてくれなくなったのは。
船が揺れてバランスを崩してマクゴナガル先生の所に行くまでビシヨビショだったのを
意地悪そうな子や同じスリザリンの子たちに笑われたからだ。
「A、大丈夫？」
「あ、ごめん。昔の事を思い出──」
言いかけた言葉を停まっていた場所に置いて行くような急発進。
どんなマグルのジェットコースターよりも速くAは気持ち悪くなった。
その隣で「フォーー！！」と楽しそうに叫んでいるレナードに意識が行かず、ずっとレナードの腕を掴んでいた。
「大丈夫？ げっそりしてるぞ」
「私、こうゆうのムリなの」
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薫子(プロフ) - Aikuさん» ミスの指摘、ありがとうございますm(_ _)m 何か他にもあったら教えてください (2019年1月17日 22時) (
レス) id: 2423171da8 (このIDを非表示/違反報告)
Aiku(プロフ) - とても面白い作品ですね！あと、少し思ったのですが、もしかしたらルリウスではなくてルシウス・マルフォイだと思います (2019年1月17日 22時) (レス) id: 2ed775bb4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子 | 作成日時：2019年1月12日 23時
