64話 ページ31
上原「これも脱出に関係する手がかりではないが…少しいいか?」
そう言いながら上原君は例の携帯を取り出す
前田「こ、これって…」
牧「ケータイ?」
鳳「す、スライド携帯!?だっさ!!しかも今どき2Gって…」
比嘉「だ、ダサいことはないと…思うぞ…?」
『(なんか七海ちゃんみたいな事を言うな…比嘉君…)』
伊良波「ちなみにこれは何処カら?」
上原「3階の空き教室の机の中から偶然見つけた」
『なんかアレを見たら上原くんだと少し不安だから…私に渡しても良い?』
上原「あ、嗚呼…」
そう言って上原君は私に携帯を手渡した
そして私は手慣れた手つきで画面を操作する
『ほら…これが上原君が言いたい事だよ…』
そう言って私は皆に携帯を見せつけた
祷「圏外ですね…」
比嘉「な、なぁ…俺の見間違いじゃなきゃ…牧が写っているように見えるんだが…」
波多乃「本当だ…清香が写っている…」
前田「牧…これはどう言う事?」
牧「あ、あはははは…」
『埃が多めに付いている事と圏外な事を除けば大体正常に作動するよ』
鳳「上原か森野が壊したんやない?」
『そこん所は大丈夫だよ!壊れないように細心の注意を払ってやったから!』
前田「と、取り敢えず…この携帯は牧の持ち物だから牧に返すね…」
牧「うん…ありがとね…」
金城「それで…黒川、さっさと話してもらおうか、俺達を此処に呼び出した本当の理由を」
銘苅「同意ね、時間が無駄になるからさっさと要件を話したら?」
黒川「……私が…皆を呼んだのは…見せたいものがあって…………これは皆で見ないと………いけないと思ったから……」
前田「見せたいもの?」
小橋川「それってなんだ?」
黒川「こっち…ついてきて…」
____
倉庫
黒川「……この…目の前にある本棚を……誰かちょっと……横に運んでみて…」
比嘉「いきなりなんだ?」
黒川「昨日…寮の方に何かないかと思って……あっちこっち見て回ったら………見つけたの………人の声が……した…」
『オッケーそれじゃあこれを横に動かせばいいんだね』
牧「えっ?でも流石に森野は無理でしょ…こんな本棚w…」
『よいしょっと…』
牧「ええぇ!!そ、そんな軽々と…」
『これでいい?』
黒川「うん…ありがとう…」
そして元々本棚があった位置を見ると見たことがない穴があった…
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ゴロハチ(プロフ) - 名前を反映する方法は物語の名前を入れたいところに(名前)と入れたらお名前のところの名前が物語に反映されますよ〜 (2022年12月10日 20時) (レス) id: 41621638dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠いけど寝ない蒼さん(無期投稿停止?) | 作者ホームページ:http://maedasora
作成日時:2022年10月24日 22時