39話 ページ4
金城「他のみんなは?早く決めてくれ」
友利「……わ、私は…」
金城「友利、お前もか?」
そう言って金城は友利をじっと睨んでいく
平良「と、友…き、絆ちゃん……ダメだよ…」
友利「わ、私は…別に群れるのは好きじゃないし…アンタ達とだって親しくないから…」
祷「そんな事ありません!!友情も信頼も、これから築いていけばいいんです!!」
小橋川「そ、そうだぜ…お前結構可愛いし…」
鳳「どういうフォローなんや…」
伊良波「サツキはいつだって大歓迎デスよ!!」
友利「う……うるさい!!私を誰だと思っているの?私はあの友利絆!!アンタ達とは住む世界が違うのよ!!!」
友利「それに……どうせアンタ達だってあのメガネ女と同じ……私のことを男にしっぽを振るだけの軽い女だって思ってるんでしょ!?……知ってんだから!全部!!!」
平良「まっ…待って!絆ちゃん!!」
静止の声も虚しく友利は逃げるようにその場を去った
金城「他に居ないか?」
波多乃「き、金城!もういいだろう!」
比嘉「俺も出て行く」
小橋川「お、お前も!」
牧「比嘉!今みんなで力を合わせないといけないの!アンタまで出て行かないでよ!」
比嘉「一応言っておくが…俺は殺人をする気なんて1ミリもない」
金城「それならなんで俺達の方につかないんだ?」
比嘉「俺はその少数を切り捨てると言う方法をとるお前が気に食わないんだ」
比嘉「お前に質問するが…その最悪な事態になったらお前は俺達を見捨てるんだろ…銘苅も上原も森野も友利も俺も…」
金城「犯罪者予備軍を守る義理なんて俺にはない」
比嘉「俺はお前には従わねぇ」
比嘉「俺達とお前は目指す先が違う」
小橋川「俺達って?」
比嘉「森野と俺だ」
比嘉「金城…お前はここから出ていった奴達を見殺しにするなら…俺達は全員で脱出を目指している…お前のやり方だと守れる物まで守れなくなる。だから俺はお前に従えないそれだけだ」
そう言って比嘉は扉に手を掛ける
そうして食堂を出る前に振り返りこう言った
比嘉「その選択は本当に正しいのか?金城…」
そう言って比嘉は食堂を出た
そして食堂内は静かになった
金城「……呆れたな、自分が犯罪者予備軍だと堂々と告白する奴がこんなにいるとはな…」
小橋川「……こんなことをする必要があったのか?なんとか言えよ!金城!!」
金城「仕方がない、俺だってあの人数は取りしきれないからな、11人か、まあいい」
前田「何が…まあいいなんだよ!こんなの絶対おかしいよ!狂ってる!」
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ゴロハチ(プロフ) - 名前を反映する方法は物語の名前を入れたいところに(名前)と入れたらお名前のところの名前が物語に反映されますよ〜 (2022年12月10日 20時) (レス) id: 41621638dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠いけど寝ない蒼さん(無期投稿停止?) | 作者ホームページ:http://maedasora
作成日時:2022年10月24日 22時