推しがお仕置きされるのは避けたい！（2） (ページ26)

今日:14 hit、昨日:6 hit、合計:4,709 hit

59話ページ26

『君は思ったより優しい子だよ…それに友達はお互いを信頼できる人を友達って言うんだよ…それに見捨てると言う概念もないんだよ…』
友利「アンタは…私の事を友達だと思っているわけ？」
『そうだよ…君は優しいから…』
友利「意味わかんない…私は全然優しくなんかない…勇気君を殺そうと計画を立てて…挙げ句の果てには平良まで巻き込んで…こんな性格の私になんで友達なんて言っているのよ！」
『確かに君は嘘吐きだよ…けど…私には優しい子に見えたの…』
友利「は？どう言う事？」
『理由は２つあるけど…１つ目は君が反省をしているって言う所。本当に性格が悪い人ならそもそも悪いと感じないよ…』
友利「そんなのは当たり前よ…自分が悪い事をしたんだから…」
『けど世の中にはできない人もいるよ…例えば、金城君とかね…』
友利「どう言う事？」
『金城君は平良ちゃんをめちゃくちゃ責めて平良ちゃんの精神を崩壊させたのになんも悪びれていなかったし…むしろ犯罪者は死んだ方がいいって言っていたし…めっちゃ失礼だけどあの時は流石にこの人ホントに警察？って思っていたしw』
友利「えっ？アイツ本当に警察？しかも死んだ方がいいって…」
『あの子の理論が分からないよ。私は…』
『んで2つ目の理由は…実は私さこうみえて読心術を使うことが出来るの…』
友利「読心術って人の心とかを読むあれ？」
『そうそうそれ！それで私はこの前君の心を読んだの』
友利「えっ！いつの間に！」
『君が選別の時に食堂からでた時だよ…それで君の心を読んだけど…悪い感じじゃなかったよ…』
友利「えっ？」
『なんとも言えないんだけど…君はいい意味でも悪い意味でも人間らしいんだと思う…君は誰がに殺されるのが嫌で先手を打ったんじゃないの？』
友利「…うん…」
『それに君は私の忠告や話も聞いてくれるし…私に取っては良い人だよ…』
友利「……森野…私は結局どうすれば良かったの？」
そう言いながら泣きそうな顔で私を見る
『大丈夫だよ…過去は変えられないけど未来なら変えられるよ…だから傷が良くなったら皆に謝ろ？』
友利「そうね…特に平良には何倍も謝らないと…」
『そうだね、んじゃあそろそろ友利ちゃんの部屋に行こか』
友利「でもどうやって行くのよ？私は傷が酷くて動けないんだけど…」
『嗚呼大丈夫だよ。こうすれば…』
私はそう言って友利ちゃんをお姫様抱っこした