推しがお仕置きされるのは避けたい！（2） (ページ2)

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37話ページ2

波多乃「選別……？」
金城「ふるいわけをしようってことだよ…俺の言葉に従う人にそうでない人、何があっても俺の意見に従って、秩序ををもとめる…そう約束してくれば、俺は全力でお前達を守るつもりだ」
『(この時の金城君が一番苦手なんだよなぁ…)』
『(てか言い方悪いけど独裁者かな？やってることが完全に独裁者のそれなのよ)』
友利「はっ？……え？」
波多乃「き、金城！？正気か！？」
小橋川「も、勿論殺人なんて事は考えてないけどさ……それってつまり、お前の命令に従わない奴は守らねぇってことじゃねぇか！それの何が“みんなを守る“なんだよ！」
金城「ここから出ていった奴は団体行動をする意思がない。いつでも殺人をする準備を、覚悟を持っている奴らだ…なんで俺が犯罪者予備軍を守らなければいけないんだ？」
『(あ〜〜金城さん、まだ罪を犯していない人にそんな言い方は良くありませんよ〜)』
前田「そんなの…独裁と同じじゃないか！自分に従わない奴は殺人者なんて…」
金城「おい前田、独裁は言い過ぎだ…それに俺は無理にとは言わない…むしろ殺人をする気がないならここに残れば良いじゃないか」
けど他のみんなはそこまでしなくてもいいと言い
金城「そんなに怒る事か？自分が殺人をしない自信があるなら堂々とここに残ればいいだろ？」
平良「殺人とかそういう話じゃないでしょ！？貴方の人間性について言っているのよ！」
金城「人間性？あのさ平良“多数のために少数は捨てる“これは常識なんだよ」
平良「っ……！」
金城「お前の言う通り、誰も俺の意見に従わなくとも全員を守れるならそれでもいい。だが誰かを守ることはそう簡単ではないんだ、動機が出てしまった以上今まで通り公平に協力しあっていて、手遅れになってしまったら？………もしその時責任をお前は取れるのか？平良」
平良「だって…だって…」
『(平良ちゃんの言いたいこともわかるし、やり過ぎだけど金城君の言うこともわかるからかなりキチィんだよなぁ…)』
銘苅「ねぇ警察さん？一応聞いておくけど、その［選別］とやらが終わるまで本題に入らないわけね？」
金城「当然だ、協力する気のない奴に情報を共有する義理はない」