柱共通の師範【鬼滅の刃】

弍捨陸 ページ35

｢お早う皆。今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな？
顔ぶれが変わらずに半年に1度の“柱合会議”が迎えられたこと、嬉しく思うよ。｣

輝哉は薄く微笑んで言う。チラッと竈門炭治郎を見る。

かなりポカンとしていた。

っと、危ない危ない。

あたしは頭を下げる。

……近くからゴッ！！とかいう鈍い音聞こえたけど気にせんとこ。

｢御館様におかれましても御創建で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます｣

｢ありがとう実弥｣

さねは言う。

ありゃ、あたしが言おうと思ってたのに先越されたわ。

｢畏れながら柱合会議の前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士についてご説明いただきたく存じ上げますがよろしいでしょうか｣

さねはスラスラ言う。

おお、なんかまともに見えるわ……何回みても慣れへんな。

｢そうだね。驚かせてしまってすまなかった。
炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた。
そしてみんなにも認めて欲しいと思っている。｣

輝哉の一言に、柱の中に衝撃が走った。

そして真っ先に喋ったのはぎょう。

｢嗚呼…たとえ御館様の願いであっても私は承知しかねる…｣

……うーん、だよね……

｢俺も派手に反対する。鬼を連れた鬼殺隊員など認められない。｣

てんはビッと自分をさして言う。

｢私は全て御館様の望むまま従います♡｣

みっちゃんは周りからハートを出しながら言う。あら可愛い。

さて、あたしはどうしようか。

｢あたしはどっちでもいいや。ただ、鬼が竈門炭治郎を襲ったり、人を襲ったりしないってことが証明出来んのやったら承認する｣

あたしは自分が考えた答えを出して言う。

｢僕もどちらでも…すぐに忘れるので…｣

むいはぼーっと言う。

｢……｣

ありゃ、ぎゆはともかくしのも黙っとるやん。まぁええわ。

｢信用しない信用しない。そもそも鬼は大嫌いだ｣

｢心より尊敬する御館様であるが理解できないお考えだ！全力で反対する！｣

おばな、あんは言う。

ありゃ反対派多めやね。

｢鬼を滅殺してこその鬼殺隊。竈門·冨岡両名の処罰を願います｣

さねは言う。

輝哉は少し止まってからすぐ

｢では手紙を｣

｢はい｣

と言う。

手紙？

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