6thシングル ページ6
――A６thシングル発売決定！！
江戸の町の大画面に映るその文字に、人々は立ち止まった。
タイトルは近日発表とのこと。
それ故私の手元にはもう、その楽曲の曲名と歌詞が手渡されていた。
レコーディングも既に、始まっている。
楽曲名は『ダイヤモンド・プリンセス』
作詞したのはなんと私なのだ。
ソロシングルの発売が決まったものの、最近売れ行きの怪しい私に楽曲を提供してくれる作詞家もおらず、社長がこちらに手配してくれるわけもない。
そして、さらに困ったことに、ソロシングル発表の宣伝だけは完成しているという、完全に手順を踏まない無計画な企画。
それでも、私にはラストチャンスには変わらず
やると言ったからには、最後までやりとげようとペンを握ったのだ。
・
「――で、作詞することになったんだけど、なんて書いていいかわかんなくって」
作詞なんて初めてする私は、完全に行き詰まり万事屋の三人を頼ることになったのだ。
「どんな詩が書きたいとかって言うのは、あるんですか？」
「それが、それすらうまくまとめられなくって」
「難しいアルナ・・」
難しい顔をして紙とにらめっこする私と新八くんと神楽ちゃん。
ここにきて数十分。
三人で色々案は出してみたものの、やっぱり紙にうまくまとめることは難しく、これを逃せば私の芸能活動は幕を閉じてしまうという焦りから、さらに何も書きだせずにいた。
そんな中、ジャンプを読みふけっていた銀さんは、唐突にジャンプから顔を上げ
「ンな難しく考える必要なんてねェだろ」
鼻をほじりながら私たち三人を眺める。
その態度に、神楽ちゃんと新八くんはブチ切れてしまい、乱闘状態に陥る一歩手前、補足する様に銀さんは言葉を紡いだ。
「まとまんなくたっていい。お前の思いをそのままぶつければいいんじゃねェの？」
「・・でも、それじゃぁ――」
「大丈夫だろ。お前の思いは伝わる」
銀さんのまっすぐな目は、私の心を溶かしていく。
銀さんの言葉に、神楽ちゃんと新八くんは顔を合わせてやがてにっこりとほほ笑んだ。
「そーアルナ！」
「少なくとも、僕たちにはもう伝わってますし！」
どんな下手くそな言葉でもいい。
そんな三人の言葉に、自然と頭の中にポツリポツリと詩が浮かんだ。
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神阿(プロフ) - まどかさん» キュンキュンしていただけましたか・・！！よかったです！！応援ありがとうございます！がんばります！ (2016年4月17日 16時) (
レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後きゅんきゅんしました( 笑 )これからも頑張ってください( o≧д≦) (2016年4月16日 23時) (レス) id: 14b55f647b (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 美輝姫さん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！がんばります！！ (2016年4月16日 21時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
美輝姫(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからも占ツク頑張ってください！応援してます！ (2016年4月16日 21時) (レス) id: 387d6ce0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神阿 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/
作成日時：2016年4月11日 21時
