それが答えなんだ ページ2
「もしも――・・」
非通知のその電話番号に出れば甲高い声が、耳をつんざく。
「A、大丈夫アルか！？」
「神楽ちゃん？」
「そーアル！！！」
元気よく答えた神楽ちゃんにホッと胸をなでおろす。
正直、連絡先が漏れたのかと思った。
「ニュース見たけど、アレほんとアルか！？っていうかなんでサド！？っていうか、っていうか・・！！」
「おい神楽代われ」
沢山の質問に戸惑っていれば、後ろで神楽ちゃんのワーキャーと騒ぐ声が遠のいていき、低く落ち着いた声に変わる。
「おい、A」
呼ばれた声に、ビクリとすれば即座に「沖田くんに代わって」と。
言われるがまま、携帯を総悟に渡せば総悟はすんなりとそれを耳に当て、部屋を出た。
しばらく外で話したのち、総悟は携帯を私に渡す。
「銀さん、なんて・・？」
「いや、お前には関係ねェ」
頑なに答えようとしない総悟に、結局折れたのは私で。
「とりあえず、裏口に車回してやるから、お前は一旦ここを出ろ」
話し終えたことを確認したトシは、静かにそう言った。
通り過ぎ際、総悟に「お前には後でたっぷり話を聞かせてもらうからな」と、付け加え。
・
「・・ごめん、なさい。総悟」
二人になった部屋で、ぽつりと謝れば乱雑に私の頭は撫でられた。
そして、ため息交じりに言う。
「お前が謝る必要はねェだろィ。俺が安易に外であんなマネしたからでィ。・・お前も早く、誤解をときなせィ」
「・・誤解」
その言葉に、ズキリと胸が痛む。
確かに、熱愛発覚っていうのは嘘ではある。
だけど、私は総悟に思いを寄せているわけでそれは紛れもない真実。
本当は誤解なんか解かなくてもいい。
だけど、それは総悟に迷惑がかかる話で
何より、告白の返事を聞いていない私には、それが答えなんだと。
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神阿(プロフ) - まどかさん» キュンキュンしていただけましたか・・！！よかったです！！応援ありがとうございます！がんばります！ (2016年4月17日 16時) (
レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後きゅんきゅんしました( 笑 )これからも頑張ってください( o≧д≦) (2016年4月16日 23時) (レス) id: 14b55f647b (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 美輝姫さん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！がんばります！！ (2016年4月16日 21時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
美輝姫(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからも占ツク頑張ってください！応援してます！ (2016年4月16日 21時) (レス) id: 387d6ce0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神阿 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/
作成日時：2016年4月11日 21時
