引越し1 ページ3
sideA
今日から私は岡崎に住んで、いよいよお店の準備をスタートさせる。
でも、1番楽しみなのは大好きな人と一緒にいれること。
荷物も全部、太紀くんの家に送ってあるから大きい部屋にはもう何もない。
ピンポーン
桜が見送りに来てくれて、駅まで送ってくれる。
桜「新宿から玲奈が出て行くなんて信じられないよ」
A「愛知で上手く生きていけるか不安だよ」
車窓を見ているうちに10年間、私を生かしてくれた新宿という街から離れることを実感して、知らず知らずに涙が出てきた。
桜「もう、泣かないでよー虫眼鏡さんと喧嘩したり寂しくなったらいつでも戻っておいで!」
A「ありがとう…」
桜「しみったれた顔しないの!これからはオーナーなんだから、女の子たちのこと引っ張っていかなきゃだよ」
A「うん、私頑張る!cherishに負けない店にするね」
桜「Aはそれくらい強気でいる方がいいよ。まあ負けないけどね笑」
そうこうしているうちに駅について桜と別れた。
A「ばいばい、またすぐ来るね」
さよなら、東京。
お世話になりました。
なんにも持ってない私を受け入れてくれた素敵な街でした。
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作者名:はるか | 作成日時:2020年12月19日 10時