《時渡編》 ページ13
その日から、バトルをしていても進化を仕掛けなくなった
進化をしないという安心感からか、イーブイの動きも良くなった
一方、セレビィはというと
「まだ起きないか」
セレビィの包帯をかえながらリングマに話しかける
「ねぇ、どうすれば良くなるかな」
リングマはうつむいて考えた後、首を横に振った
わからない、とのこと
「いっかい包帯外せばいいのかな。ほら、植物って空気に触れるのがいいでしょ?セレビィは植物じゃないけど、くさタイプだし、自然とともに生きているならこの澄んだ空気に触れた方がいいんじゃないかな」
思ったことを素直に口に出してみた
怪我をしていて逆に触れる方がだめなところは包帯を残し、出来るだけ自然に触れさせてみた
もちろん下半身は湖に浸かっている
「元気になってね。一緒にきのみ食べよう」
頭を撫でながら語りかける
一度ゆめうつしのようなものを見た
でも、それ以来何もないし起きてもいない
一度回復したからそのわずかなパワーで危険を知らせたのか
それともたまたまで本当はまだずっと眠ったままなのか
全くわからない
「がんばって、セレビィ」
最後に手を撫でていた状態で静止させ、目を瞑って、はやく治ることを心の中で願った
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作者名:重刄 | 作成日時:2019年10月29日 16時