あでぃしょなる・めいど!(お勉強編) ページ13
※番外編 英語のお勉強回
※ちょい時系列歪むしメチャ長いよ
ブルーロック第一段階 三次選考、2ndノルマ___語学学習にて。一番に合格した彼ら、1stクリアチームの部屋へ足を運んでいた時のこと。
「あ〜〜、Aせんぱい!何処行くんですかっ?」
廊下にて呼び止めてきたのは不乱蔦さん。
おっかしいな、食堂の掃除お願いしてたんだけどな。
「時間余ったからクリアチームへお茶汲みに行く。食堂は終わった?」
「はいっ!でもキレイだったのであんまり手は付けてません!」
付けろや。机拭けや。パッと見綺麗でも使用後は汚いだろ。衛生観念死滅してんのかコイツ。色々言いたい事はあったが後で行けば良いかと心の中でバカデカ溜め息を吐き出した。
「お茶汲みってスッゴイ楽そ〜〜」
ジっと見ながら言われてもな。
「代わりにやる?」
「え、良いんですかっ!?」
「まぁ確かにせんぱいより私がお茶入れた方がみんな嬉しいかもですけど〜〜」と私の顔を見ながらそう言う不乱蔦さん。
そうかもな。
「じゃ、これ持ってってね」
「はぁい!」
ドン!!と下ろしたクソデカ保冷バッグ。
不乱蔦さんの顔が引き攣った。
「え、それ、どんだけ重いんですかぁ……?」
「まあまあ重いよ。大丈夫?」
「だ、大丈夫ですぅ」
そう言い、バックに手を掛けた不乱蔦さん。
顔を真っ赤にして持ち上げようとしても1ミリも地面から浮かない。
「あの、不乱蔦さん」
「……せんぱぁい。萌江、非力なのでぇ……部屋まで運んでくれませんか?」
ニッコリ笑ったその顔は少し汗ばみちょっぴりメイクがよれてしまっている。「分かった」と頷けば彼女は「よろしくお願いしますぅ!」とさっさとバッグから手を離し歩いて行く。
てかこれ、そんなに重い?
「失礼しまぁ〜すっ!」
「不乱蔦さんノック。ノック!」
何のワンクッションも置かず普通に扉を開け放った不乱蔦さん。
アンタ今後面接とかあった時一般常識無いのかって思われるから気を付けろよとか思いながら彼女の背後から部屋を覗けば、唖然とした表情でこっちを見る5人の姿があった。
「え、女の子……!?」
「メイドさんだ!!」
「えっ、えっ、何で……?」
「ほう、オシャな格好だな」
「えへへ、お茶汲みに来ましたぁ〜!」
溌剌とした笑顔で話す不乱蔦さん。
スゲーいつもの数千倍輝いてんじゃんとか思いながら周りを見回し、ふと1人の男と目が合った。
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シナモン - とても面白かったです‼士道最高でした‼ (11月23日 10時) (レス) @page36 id: 8b3e9c667d (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - いつまでも応援してます (10月28日 18時) (レス) id: 76125fe83b (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 面白かったです!!すごく!文才を感じました! 是非また更新してくださると嬉しいです!! 応援してます! (7月27日 1時) (レス) @page36 id: c33439ae2b (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - もしかして更新終了してしまいましたか…? (6月23日 23時) (レス) @page36 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
ペペのん - え……お…終わり!?でも、この作品とっても面白かったです!! (6月23日 18時) (レス) @page36 id: 97854132f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nny。 | 作者ホームページ:
作成日時:2023年3月23日 0時