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148話 side和 ページ48
もうごめんって謝るのはやめにしよう。
うん、やっぱありがとうの方がお互い嬉しいよね。
潤「ね、ちょっと早いけどお昼、食べない？」
智「いいねいいね」
和「あ、でも…冷蔵庫の中ほとんどなにも入ってないかも」
潤「なら買い出し行ってくるよ。寒いし待ってて？」
和「え、悪いよ…」
智「まあ、ここは任せといたら？」
潤「そうだよ。なに食べたい？」
和「んー…俺はなんでも。あ、オムライス食べたい」
潤「了解。じゃ、行ってくるわ」
智「いってらっしゃーい」
行っちゃった。
俺ん家なのに何から何までみんなにやらせて悪いね。
智「なに？まだ気にしてんの？」
和「だって…」
智「まあまあ、気にしないの。じゃあ、窓一緒に閉めにいこうよ」
和「ん、閉める」
手を貸してもらって二人で閉めにいった。
智「こうやってさ。できることをゆっくりしてけばいんじゃないの？」
和「そうだよね。ありがとう」
智「どういたしまして」
また元の場所に戻る。
智「にしても冷えるねぇ。大丈夫？寒くない？」
和「いや、俺はこれかぶってるし。あ、ねぇもっとこっち来て」
智「なんで？」
和「いいから」
よってもらって二人でブランケットをかぶったんだ。
智「ありがと。あったかいね」
和「ほんとに」
とくに会話するわけでもなく潤くんの帰りを二人で待ってた。
大野さんといたら沈黙が多いけど
でも。安心する。
だから大野さんの肩に頭をのせて甘えた。
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作者名：美菜子 | 作成日時：2015年11月19日 0時
