105話 side和 ページ5
大野さんが一番に来てくれた。
病気のこと、いっぱい調べてくれたんだろうね。少し嬉しかった。
そこからみんなが来るまで色々と世間話とかしてた。
智「あ、そだ。ねぇ、なんか欲しいものとかある？」
和「んー…そうだねぇ。来てくれるだけで十分なんだよ」
智「そんなこと言ってさ。必要なものとかあるでしょ？」
んー…これといって困っていることはあんまりない。
ただ、心細い。
あ、髪抜けちゃうんだっけな。
和「あのさ、帽子。ほしいの。髪、抜けちゃうと思うから」
智「そっか。また似合うの買ってくるよ。待ってて」
和「うん、ありがと」
思い出せてよかったよ。
このまま欲しいって言い忘れてたら頭だけ寒いよね。
そしたら潤くんが来てくれた。
潤「ニノっ！！おい、どうしたんだよ！」
和「潤くん！…とりあえず落ち着いてよ」
全力で走ってきてくれたみたい。
潤「大丈夫。ねぇ、どうしたの？」
和「あのさ、できればみんな揃ってから言いたいんだ。お願い、ダメ？」
潤「…分かったよ。みんな来るまで待ってようか」
色々聞かせてもらってほんとに楽しい時間だった。
でも翔さんと相葉くんが来ない。
智「あのさ、楽しく話してるとこ悪いんだけど。相葉ちゃんと翔くん来ないの？」
潤「確かに遅いねぇ。どうしたんだろ。電話しようか？」
来るのが嫌になったのかな。少し不安になる。
潤くんが電話しようとしてくれたんだけど、二人一緒に走ってきてくれた。
良かった、来てくれて。
さ、全員揃ったし覚悟決めて話し始めますか。
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作者名：美菜子 | 作成日時：2015年11月19日 0時
