124話 side翔 ページ24
今日は金曜。
夕方まで暇だからニノに会いに行こうと思ってんだ。
で、昼飯を食って仕事前に病院に向かう。
この前会えなかったしそろそろ会いたい。
でも今日は会えるらしいから
廊下歩いてるだけでウキウキしちゃってる自分に少し引く。
翔「にーの」
和「あ、翔さん。来てくれたんだ。この前は会えなくてごめんね？」
翔「んーん、いいんだよ。今日会えたんだし気にすんなって。あ、これプレゼント」
和「え、何くれんの？」
翔「ま、開けてからのお楽しみね。ここ置いとくから」
和「えー…ケチ。でもありがとね」
ケチって言われた。
翔「ははっ、普段ケチなヤツに言われたくねーよ」
和「うん、俺はケチだよ？」
翔「あ、開き直った。はは、おもしれー」
和「もう、おもしろくないよ！」
対抗してくるニノが可愛かった。
今日は会えてほんと嬉しいな。
翔「あ、そうそう。明日できたらしやがれ見て？ニノの発表があるからさ」
和「え、明日なんだ。早いね？」
翔「うん、でもニノの場合だいぶ遅いと思うよ？俺は」
和「まあー…そっか。普通はその日とか次の日とかだもんね。遅すぎるか」
翔「うん、遅いよね。あ、それで日曜は記者会見だから。ニュースの速報とかで出ると思うから一応チェックしといて？」
和「あ、了解です」
翔「うん。あ、そろそろ行かなきゃ。ごめんまた来るわ」
和「んーん、来てくれてありがと。じゃあね」
翔「あ！！ニノ、俺服持って帰って洗濯してこようか？」
突然、思いついた。
和「え、いいの？…助かります。外のロッカーに全部入ってるの」
翔「りょーかい。んじゃ、仕事行くね〜」
ニノの荷物持って。
そのまま仕事に向かった。
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作者名：美菜子 | 作成日時：2015年11月19日 0時
