俺の幸せ。ー5人で生きるーpart.3 (ページ20)

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120話 side智ページ20

今日は仕事してからニノのとこに行った。

そしたらかわいい顔して寝てんの。

起こすの可哀想だよね。
だから起こさないでおいた。

30分くらいかな、待ったら起きたんだ。

そんで楽しくおしゃべり…してたら。

だんだん顔色が悪くなってきててさ。

だから5分で帰る約束をした。

でもほんとに具合悪いみたいで
俺が喋ってる途中で寝ちった。

起こすのも可哀想だから帰ろうかな。

置き手紙だけ置いて帰った。

そっからまた仕事だから現場に向かったんだ。

，

でもやっぱりニノの様子が気になってあまり集中できない。

カ「ははっ。大野くん、いつも以上にボーッとしてるよ？大丈夫か？」

智「え、あーすみません。ちょっと考え事をね」

カ「え、大野くんが考え事か！」

智「いや、俺だって考え事くらいしますよ！」

その会話だけで一気に現場が明るくなったんだ。

それからはちゃんと集中しなきゃって思って頑張ったんだ。

そしたら予定より早く終わった。

で、帰る前に本屋に行ってニノの病気の事書いてある本を買った。

そっからすぐ家に帰って読んだんだ。

でもすごい量で一日じゃ到底読み切れない。

でも読めば読むほど気になって気づけば朝の4時になっていた。

うわ、まじかぁ。

でもあと少しだから読み切りたかったんだ。

だからまた読み続けた。