[うたプリ]特技が愛想笑いってどう思う？七海春歌さん。 〜second stage〜

Fake smile 58 ページ35

嶺二「ね、Aちゃんはさー
　 翔たんのどこが好きになったのー？」


唐突な…と思いながらも翔ちゃんのことなら

なんでも答えてしまう。


貴方「最初は軽い人って思ってたんだけど、
　 結構照れ屋なとことか…」

嶺二「Aちゃんは翔たんの事好き？」


嶺ちゃんがこう、真剣な顔をするのは珍しい。

そういえば今日の嶺ちゃんは大人しいなぁ…

騒がしくて、明るいのが嶺ちゃんらしさなのに…。


貴方「うん、好きだよ。」

嶺二「そっか、なら言うけど。」



気がつくと雨はもう止んでいて、

空は綺麗な星がたくさん散りばめられていた。



月明かりに照らされる嶺ちゃんはとても
大人っぽいというか…

見たことのない雰囲気を醸し出していた。


嶺二「僕は、Aを尊敬…してるよ」



貴方「えっ？え、え、えーっと
　 ああありがと？う？」


本当に嶺ちゃんはいきなりで唐突で

ビックリするんだから…


そして、ちゃん付けじゃなく、呼び捨て…。

こんな時は嶺ちゃんが真面目なとき
だけなんだよなぁ…



貴方「私だって嶺ちゃんを尊敬してるよ？
仕事もちゃんとこなしてるし、疲れてても
いつも笑顔で騒がしいし…」

嶺二「騒がしいは余計だよAちゃん？！」

貴方「でもっそういう嶺二センパイ好きですよー？」

嶺二「ほんとー！？僕もAちゃん好きだよん

だけど、」



━━━僕は異性として、
　 Aが好……

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