二ちゃんと三にぃの喧嘩 ページ7
A「…寂雷先生、いい先生だけど…慣れない…」
あれから何度も寂雷先生のところに通い、目を見てもらっている…それでも、あのオーラというか…なんだか慣れない自分が居た…
一郎「初めて会った時よりは良くなった方だろ」
最初の時は本当にダメで、一にぃに言われても寂雷先生の前に出ることは無かった。
それでも、由羽ちゃんがそばに居ると安心できた…
今では一にぃと一緒なら平気になった
A「…まぁ、そうだけど…」
三郎「大丈夫だよ」
三にぃは優しくそう言い、私の頭を撫でた
一郎「徐々に慣れる」
二郎「痕だって、前よりは目立たなくなったじゃねぇか」
姫子「でも、寂雷先生は痕は消えても…再び見えることはないって言ってた…」
そう、痕は治っても…右目が見えることは無い…それが私にはショックだった…
一郎「視力は戻らないとは言ったが、やけどの痕は治る」
三郎「そうだよ、A」
兄ちゃんたちはそう言ってくれるけど…治らないことが受け入れられなくて、顔を上げることができない…
それに、もしまたあんな思いをしたらと思うと、怖くなる…
二郎「安心しろって!
もしまたAちゃんが泣かされるようなことがあれば、俺が守ってやるからな!」
A「二ちゃん…」
二ちゃんの言葉が嬉しくて顔を上げた。
すると、隣りに座っていた三にぃは二ちゃんを小馬鹿にするように笑った
三郎「A、二郎には期待しない方がいいよ?
二郎だとロクなことがないし」
二郎「あぁ?おい三郎…
…てめぇもっかい言ってみろ!!」
三郎「ハッ、何度でも言ってやるよ!!
ドン臭くてヘマを起こして、昔から何も学ばない二郎だってな!!」
二郎「んだとこら!!」
急に始まった兄ちゃんたちの喧嘩に、私はオロオロしていた
その時、一にぃの拳が二ちゃんと三にぃの頭に落とされた
二郎/三郎「ってっ!!/ったっ!!」
一郎「お前ら…喧嘩するなっていつも言ってるだろ、たく…さっさと飯食うぞ」
二ちゃんと三にぃは不貞腐れながらご飯を食べた
何回怒られても、直ることのない光景だが、私にとってはとてもほのぼのしい光景だった
テレビ「次のニュースです。SNOWのセンター黒銀由羽さんが自身の体調不良で休養する事を事務所が発表しました」
A「!!」
その放送を聞いて、私は勢いよく席を立った
そして、一にぃにお願いをし、寂雷先生のところに向かうことにした
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パナキ - こちらも返信が遅くなりすみません_(._.)_全然!むしろ嬉しかったですよ!知っている方が他にもいて(^∇^) (2021年7月23日 14時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
捺美(プロフ) - パナキさん» パナキ様 コメントありがとうございます(*^^*) 返信遅くなり申し訳ありません。実はそうなんです、不快な思いはされていませんでしょうか? (2021年6月6日 23時) (レス) id: 0d0d2a4518 (このIDを非表示/違反報告)
パナキ - 私も己○バンギャで、大好きなんです! (2021年5月22日 12時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
パナキ - SNOWのメンバーの名前、V系の己○さんの名字じゃないですか!お好きなんですか? (2021年5月22日 11時) (レス) id: 5ca5f14791 (このIDを非表示/違反報告)
後輩猛禽類梟(プロフ) - 感動した (2020年9月9日 21時) (レス) id: 3e8c58d12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:捺美 | 作成日時:2019年1月16日 20時