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「うそ……」
「嘘じゃねぇよ。親から何も聞いて無いんだろ？」
今日の昼間、帰宅は何時になるのかと母親から連絡が来ていた。
大体いつもの時間だと伝えると、気を付けて帰ってくるようにと返事が来た。
珍しいなと思っていたが、これは私が両親の動向に気付いていないのかの確認だったのだと思い知った。
「ほらね」
また笑いながら言い捨てる。
そんなの信じれる訳がなくて、バッグから慌ててスマホを取り出し、母に電話を掛けてみる。
――お掛けになった電話番号は現在使われておりません。
無機質な音声が私の脈拍を一気に上げた。
震える手で母のアドレスにメールを送ってみたがすぐにエラーで返って来て、LINEもアカウントが消えていた。
お昼には向こうから連絡が来ていたのに。
父にも電話、メール、LINE、全てを試してみたが母と同じ結果だった。
目の前が真っ暗になって目眩がした。
「ところで、妹は？まだ帰って来ねぇの？」
今まさに妹にも電話を掛けようとしているところだった。
しかし結果は虚しく。
それを悟った男はまた笑う。
「妹だけは連れてったんだ。アンタ、やっぱり捨てられたんだよ」
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ちあき(プロフ) - yk717miraiさん» コメントありがとうございます。私が書いたお話にそこまで感情移入してくださって嬉しいです(〃ω〃) (2019年8月12日 11時) (
レス) id: e4fa195aef (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 捨てて行った家族にバチが当たればいいのに。幸せになるべからず！！ (2019年8月12日 6時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあき | 作成日時：2019年8月11日 21時
