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誘導と安堵 ページ7

「何笑っちゃってんの山崎のくせに」

「副隊長が柄でもないこと言うからじゃないですか」

「今すぐパシリに走らせるぞ」



勘弁してください、とまた笑う山崎。なんだコノヤロー、もし今隊服だったら刀抜いてるぞコラ。
そんな思いから刻まれた私の眉間の皺を見て、そいつは漸く口を開く。



「副隊長は、そんな名前背負っててもまだ18なんですから。大人に頼ってればいいんですよ」



――珍しく、年上風を吹かせるそいつ。……私は思わず、ぽかんとしてしまった。

…武州からお江戸に出てきて、もう幾年になるだろうか。近藤さん達とあそこを出てきた日から、もう私は大人として、責任ある一個人として扱われてきた。



それをがまさかここで。一番隊副隊長という肩書きを背負う現在、そんなこと言われるなんてこれっぽっちも思っていなくて。



「好きなだけ甘えてくださいよ、副隊長」



朗らかに笑ったその顔に、拍子抜けしたのは不可抗力としておきたい。……とにもかくにも動揺を隠したい私は山崎から目を背け。




「…子供扱いしやがって」

「してませんってば!」

「上司に向かって失礼だぞ山崎コノヤロー」




――大人と子供、とかそんなものではなく、いつもの通りの上司と部下のやり取りへ誘導する。…そして戻ってきたいつも通りに、なぜだか。


(………本当にわけがわからない。)


本当になぜだか、私は少しの安堵を感じたのだった。

微妙なお年頃→←恐ろしさの極み



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設定タグ:銀魂 , 山崎退 , ギャグ   
作品ジャンル:アニメ
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- お疲れ様です。やっぱり素敵です。(^O^) (2019年11月1日 18時) (携帯から) (レス) id: 6f8b22e690 (このIDを非表示/違反報告)
1の次は2 - その次は3なのだ (2019年3月11日 16時) (レス) id: 0f19eb4563 (このIDを非表示/違反報告)
ハーレクイン(プロフ) - 山崎がかっこいい…中村さん流石です…!…そんな作者様になら!きっと坂本辰馬も書けると思います!(必死)お願いしますうううう坂本さんマイナーなんですよおおお日替わりしかないんですよおおおお……検討よろしくお願い致します。応援しています! (2018年9月5日 0時) (レス) id: b56fa1b191 (このIDを非表示/違反報告)
ワサビーム(プロフ) - 中村(平日低浮上)さん» こちらこそすいません!更新、頑張ってください! (2016年9月30日 18時) (レス) id: 4ee0338bf1 (このIDを非表示/違反報告)
中村(平日低浮上)(プロフ) - ワサビームさん» ご指摘ありがとうございます!!そのあたり全く調べずに書いてしまっていました…申し訳ない(´Д`;) 色々と調べた結果、原文丸々というわけではないので参考と直させて頂きました。細かいなんてとんでもないです!ありがたすぎます!本当にありがとうございました!! (2016年9月30日 15時) (レス) id: c9af2bf87c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中村 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/  
作成日時:2016年9月19日 21時

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