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恐ろしさの極み ページ6

――――――――



――とある、非番の日。あぁいい朝だ、なにより仕事がないってとこが最高にいい、なんて上機嫌の私は、



「――おーおはよう山崎くん」



と、丁度鉢合ったそいつに右手を上げた。「おはようございます」なんて返してくれるその姿は隊服に固められており。



「監察?」

「いや、今日は違いますよ。書類整理です」

「よくやるもんだわ」



監察の仕事がそんなに頻繁にあるわけではないことは知っているけれど、こいつの場合監察仕事でない場合は大体こんな事務仕事をしているのである。

……私なら無理だ、絶対に無理だ。仕事を完了するよりも先に土方さんに斬りかかる自信がある。



きっと山のように積み重なっているだろう書類を思い浮かべ、ぶるりと身震い。…恐ろしいことこの上ない。

それじゃ精々頑張って、と青くなってしまった顔で言ってそのまま通り過ぎようとすれば「アレ、今日はいいんですか?」と。




「何が?」

「え、てっきり俺パシられるのかと……」

「……言ってて悲しくならない?」




いや元凶が私なのはわかっているけれども当たり前のように『え、俺パシられないんですか?』的なこと聞かれるというのは中々にアレである。気まずい。

ため息を吐く私が思い浮かべるのは、つい先日総悟の行っていた言葉で。





――――“山崎ってパシられすぎてて可哀想だよなぁ”、ねぇ。





これっぽっちも山崎に対する扱いを変える気なんてないけれど、「どーしてあんたは逆らわないの」なんて聞いてみた。

山崎は、きょとんとした顔で首をかしげる。




「逆らわない?」


「普通上司からの命令でも多少嫌がるもんじゃないの?パシリ。昨今じゃパワハラとか言われてるみたいだし」




まぁやめる気ないけど、と付け足せばそいつがくすくすと笑った。

誘導と安堵→←伝統芸です



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設定タグ:銀魂 , 山崎退 , ギャグ   
作品ジャンル:アニメ
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- お疲れ様です。やっぱり素敵です。(^O^) (2019年11月1日 18時) (携帯から) (レス) id: 6f8b22e690 (このIDを非表示/違反報告)
1の次は2 - その次は3なのだ (2019年3月11日 16時) (レス) id: 0f19eb4563 (このIDを非表示/違反報告)
ハーレクイン(プロフ) - 山崎がかっこいい…中村さん流石です…!…そんな作者様になら!きっと坂本辰馬も書けると思います!(必死)お願いしますうううう坂本さんマイナーなんですよおおお日替わりしかないんですよおおおお……検討よろしくお願い致します。応援しています! (2018年9月5日 0時) (レス) id: b56fa1b191 (このIDを非表示/違反報告)
ワサビーム(プロフ) - 中村(平日低浮上)さん» こちらこそすいません!更新、頑張ってください! (2016年9月30日 18時) (レス) id: 4ee0338bf1 (このIDを非表示/違反報告)
中村(平日低浮上)(プロフ) - ワサビームさん» ご指摘ありがとうございます!!そのあたり全く調べずに書いてしまっていました…申し訳ない(´Д`;) 色々と調べた結果、原文丸々というわけではないので参考と直させて頂きました。細かいなんてとんでもないです!ありがたすぎます!本当にありがとうございました!! (2016年9月30日 15時) (レス) id: c9af2bf87c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中村 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/  
作成日時:2016年9月19日 21時

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