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所謂ガチガチ状態 ページ15

「――・・・勘弁しやがれ」



そう小さく呟いた沖田さんに、右腕を思い切り引かれて。・・バランスを崩した私は、長椅子の上・・沖田さんの両足の間に、膝立ちするような格好となっていた。


思わずというか、体を支えるためその人の肩に手をついてしまい。




「・・・あ、す・・すみませ・・!、――んっ!?」



慌てて離れようとしたその瞬間、にやりと意地悪く口角を上げた沖田さんが私の後頭部を自分の方へと引き寄せ――・・平たく言えば、それとそれがくっついた。





(――・・・な、ど、え・・!!?)



・・少し前に初めてその行為を経験した私は、二度目のそれに所謂ガチガチ状態と化しており。

・・・・・・でもそうこうしているうちにも沖田さんの舌が私の唇をゆっくりなぞって・・、・・・ゾクリと、体を何かが走ったのが分かった。




「・・お、きた・・・さ・・、――ふ、・・ン・・・ッ!!?」




もう限界です、と言わんばかりに訴えるも、その人は言葉を発したことで少しだけ隙間のできた私の唇の中へ、するりとそれを滑り込ませて。




「――・・ゃ・・は・・ぁ・・ッ」



・・・唇を離そうにも、後頭部をしっかりと押さえつけられているため不可能だし。



「・・ン・・ぅ・・ッ」



酸欠と沖田さんの匂いで頭がクラクラしてきた、そのとき。







「――――・・はぁ・・ッ」




――離された唇と、赤い頬を抱えて。

漸く、私は酸素を体に取り入れることが叶ったのだった。

折れないことには成立しない→←嫌じゃないけど、



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ぽっぽ - えってぇてぇ、、、すごい胸に来るものがある (4月30日 22時) (レス) @page35 id: b2924b43fc (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 文の構成力とか内容の面白さとか........本当に素晴らしいです!読み込めば読み込むほどその場の風景だったり、人物の感情だったり、様々なことを想像しながら読むことが出来ました!何度も読みたくなる素敵な作品ですね!! (2018年3月7日 0時) (レス) id: 5f5fd54baa (このIDを非表示/違反報告)
イミテンシヤ - もう!最高でした!純粋なお付き合いが美しい!!主人公ちゃんかわいい! (2018年2月18日 19時) (レス) id: 1ec0e336fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 沖田さんかっこよすぎました。中村さんのさくひんだいすきですほんと!!これからも陰ながら応援させていただきますm(_ _)m (2017年10月13日 1時) (レス) id: 9b72875a2b (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち - 沖田〜カッコいいよーヤバいヤバいヤバい!!!!! (2017年10月12日 17時) (レス) id: 8322775854 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中村 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/  
作成日時:2015年1月6日 12時

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