【銀魂3z?】同棲、始めました【坂田銀八】

6畳、一人、ため息の渦 ページ41

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「…はぁー…」



現在地、居間。


人、一人。




「……はぁー…」




そして、溢れてくるのはため息ばかり。



あのあと、いつの間にか意識は沈んでいて。






……そのとき変な時間に寝たせいか、今日はいつもより数時間早く起きてしまい、目が覚めたら銀八の腕の中だった。



しかしその銀八の顔を今の私が直視できる訳もなく、居間として機能しているこの部屋に毛布にくるまりながらこっそり起きてきてもう数十分となる。






…実を言うと最初は第三者に『頭おかしいでしょ絶対』と思われるような時間に、家を出て大学に向かおうとしたのだけれど。






……どうにも考えてみれば、今日は大学もバイトも休みだったのだ。






「…はぁー…」



かくして、私はこの薄暗い6畳に一人、蹲っている。








…そもそも、だよ。



そもそも、昨日のあの女子生徒はどういうつもりであんな…、…キス、なんかしたんだろう。







――――――いや、わかってる。分かりきってる。





あの女子生徒は銀八に惚れていて、補習だってもしかしたら故意かもしれない。





「……ど、しよ…」





不安。不安だ。



ソファの上で体育座りをして、自分の膝に顔を埋めた。

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