【テニプリ】最強ガールが出会ったのは６

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幸「仁王！赤也っ！」


バタバタとかけよる幸村
その横には薬を持った光



どうやら光は幸村にも事態を伝えたようだ




幸「真宏が倒れたって…どうして！？」

赤「わからないんスよ！遊んでたと思ったらいなくなってて…仁王先輩が見つけた時はもう…！」

幸「仁王が？」

仁「はぁ…安心しんしゃい
過労と、寝不足だそうじゃ」




壁にもたれかかって仁王が言うと、幸村は口を開けてポカンとした



幸「過労って…」



嘘だろとでもいいたそうな顔
それもそうだ、彼女の体力がどれほどか知っていれば、過労なんて信じられない


ましてや、幸村はマネージャー業をするAしか見ていない


だが、もう一つの原因“寝不足”が幸村の頭にタンマをかける



幸「寝不足…？
…そっか、なるほど…」


赤「なんスか！？わかんないっスよ！
なんで部長、納得してんスか！なんでAがそんな事になってんスかァ！？」





幸村はあまり気にしていなかった


赤也と青学マネージャーとの事を



初日に見た、2人からそっと離れる姿
単純に気づいたわけじゃない

見ていたんだ、いったいどう言う反応を見せるのか




彼女の底知れぬ体力
テニスを続ける意味

痩せた原因…



それだと言うのに、、、


っ、と唇を噛んだ幸村の傍では赤也が未だに騒いでいる




彼の脳内には、以前合宿で試合した時のAの晴れやかな表情が思い出されていた






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