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『あっつ…』
午前の試合も一通り落ち着いて、お昼も食べた頃
着ていることの多い上ジャージも今日は気温が高く、腰にまいている
そんな中、幸村と話していると大石が二人の元にやって来た
大「やあ、ちょっといいかな?」
幸「大石、どうしたんだい?」
大「ハサミを借りたくて来たんだ
グリップを巻き直してたんだけど見当たらなくて
佐藤さんが探しに行ってくれたんだけどなかなか帰っても来なくて」
そんな会話をする二人と、幸村の目配せでAはすぐにハサミを用意して差し出した
幸「これでいいかい?」
『あ、じゃあ南ちゃんに貸した事伝えてきますよ』
大「えっ、いいのかい?」
『私もマネージャーですし
試合もしばらく無いんで大丈夫ですよ』
横で心配そうな顔をする幸村にニコリと微笑んで、大石には任せてと伝える
大石はもう一度謝罪と、一言礼を行ってから戻っていく
幸「じゃあ真宏、頼んだよ」
『うん、ちょっと行ってくるね』
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マネージャーだからと言われてしまえば強く言う事は出来ない
幸村はAを見送った後、肩のジャージをスッと握りしめてから一歩踏み出す
コートとは逆の彼女が向かった場所へと
すると、背後から誰かに肩を掴まれた
仁「俺も行くぜよ」
幸「仁王?」
仁「なーに、ちーとばかしサボってた場所を見に行くだけじゃ」
広い敷地内には、人が通らない場所や目立たない所が多数ある
そんな所を短期間で見つけてしまうのは仁王くらいだろう
幸村はクスリと笑うと、仁王の横を歩き出した
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yue.(プロフ) - なっちゃんさん» なっちゃんさん以外にももしかしたら不完全燃焼にさせてしまってる方はたくさんいるかと思います。今回はもう数年も前のお話を今でも読んでくださる方がいることと、貴重な意見いただけて感謝です(´ω`)ドロドロしたお話も…いつか挑戦してみたいです笑 (2019年5月15日 6時) (レス) id: e7bb6442ef (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - なっちゃんさん» 遅くなってしまいすみません。復讐の部分はだいぶ悩みましたが、過激にすれば今までの雰囲気が壊れるかなぁと当時悩みました(;_;)個人的にはそう言うお話も好きですが、内容によって指定をいれなくてはならなくなったり好き嫌いもハッキリするのでこの形になりました (2019年5月15日 6時) (レス) id: e7bb6442ef (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - なんか、小説は面白いんですけど南の回でもっともっと復讐?して欲しいです。派手にやり返さない赤也も主人公も腹が立って小説に集中出来ないです。もっと南に絶望を!! (2019年5月11日 4時) (レス) id: 0137e22542 (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - 煉海さん» 壊滅的な英語苦手ってどのくらいなのか困りますwwガッデム!! (2018年4月7日 1時) (レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
煉海 - 自分の英語力恨む赤也くん乙wwwwwww (2018年4月6日 22時) (レス) id: a0ddb5db9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆえ | 作成日時:2017年1月7日 21時