【テニプリ】最強ガールが出会ったのは６

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翌日────




南「じゃあ私、タオルの方運んでくるね！」

『うん、ドリンクは私が運んでおくね』



幸村や光から心配の声は上がったが、マネージャー業は何かあることも無く難なく始まった


もちろん他のメンバーも体調を気にしてくれる人はいる
だけど、それよりも問題は精神面


だが、今のAは本音を赤也に話せたおかげで南の事を変に意識する事もなかった







跡「待ってたぜ？アーン？」

『はぁ…それで、話とは？』




今は跡部に呼ばれて氷帝コートへと来ている
前から思ってたけど、このコートだけなんかパラソル付のテーブルあるのはなぜだろう



跡「その前に一つ聞いておきたい
体調の方はどうなんだ？」

『あ、その事でしたら心配はいりません
昨日は迷惑かけてすみませんでした』

跡「フンッ、ならいい
少し、俺様のラリーに付き合っていけ」



と、始まった跡部とのラリー
正直意図はわからないが、まあテニスできるならラッキーということで



『はい！！』



ノリノリでやらせていただきます







跡「ハッ！甘いぜっ！」




さすが200人の部員を統べる部長といったところか

隙が見当たらないしお互い探りあいだ
あのインサイトがめっちゃ厄介




跡「俺様の美技に酔いなっ！」

『のあっ！？』



ペースチェンジに上げたロブ
それは彼にはまたとないチャンスで破滅への輪舞曲を打った


ボールは右手にあるラケットを飛ばし綺麗に跡部へと返っていく




が、


そうはさせるか…！




地面に落ちる寸前のラケットを左手でキャッチ
２打目のスマッシュを拾った




トンっとなったボールは咄嗟に打ったドロップショットの音




『ふう、ありがとうございました』

跡「フンッ、まさかアレを返すとはな」

『まさかグリップを狙ってくるなんて思いませんでしたよ
まあ、入らなかったですけど。』



小さく音を立てて落ちたボールはネット上に当たりコチラのコートへと落ちた


アレで決まればよかったんだけど、今度はもう少し角度を気をつけよう





跡「今の様子じゃ体調も嘘じゃねぇようだな
明日、再びシャッフル試合をする
当然お前も参加だ！」



跡部はAが無理をしていないかと確認をする為に練習に付き合わせていた


だがそんな心配は杞憂で彼女の回復は本当だった




『ほんとですか？どうもでス！』



なんたって彼女はテニスが大好きなのだから







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