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「「いやぁぁあああぁぁああ!!───」」
静寂な廊下に悲鳴が響く
4人はその叫び声と共に勢いよくAのいる部屋の扉を開いた
「「「A!/真宏!?」」」
赤「A…?」
光「っ!?」
バンッと大きな音を立てて開かれた扉
中にはキングサイズのベッドの上に体育座りで小さく丸まったAの姿
解かれた長い黒髪は彼女の体をつつみこんでいた
『嫌っ嫌!イヤッイヤァッ…!!』
赤「A…?」
『触んないで!赤也っ!嫌ァ!!』
頭を抱えてバタバタと暴れる彼女
それは心配して近寄る赤也達に言ってるものではない
彼女の夢の中にいる人へ
ふと、Aを温かいものが囲む
そしてそれはすぐにギュウっと力が入る
『っ!?…あか、や…?』
Aが、ハッとした時には赤也は彼女を抱きしめていた
次第に乱れた呼吸も止まり、頭を抱えて悶えていたのも止まり
やっと落ち着きを取り戻した
赤「悪ぃ、俺…」
『赤也…ちょ、わたし…
プールに居て…光?って幸村くんに仁王先輩?え?あれ!?』
幸「落ち着いて真宏
とりあえず深呼吸して」
赤也が離れるとAはスーハーと深い呼吸を何度かした
さっきまで夢の中にいた彼女に今の現状が理解できるわけでもない
気を失ってここに運ばれたと聞いた時はさぞ驚いて
『え!?気失ってたの?
うわー、初だわー。』
…ほんのり棒読み感もあるが
さすがはA、伊達に世界チャンピオンはやってない(違う)
とにかく、光の説明でなんでこのベッドに居たのかは理解したのであった
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yue.(プロフ) - なっちゃんさん» なっちゃんさん以外にももしかしたら不完全燃焼にさせてしまってる方はたくさんいるかと思います。今回はもう数年も前のお話を今でも読んでくださる方がいることと、貴重な意見いただけて感謝です(´ω`)ドロドロしたお話も…いつか挑戦してみたいです笑 (2019年5月15日 6時) (レス) id: e7bb6442ef (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - なっちゃんさん» 遅くなってしまいすみません。復讐の部分はだいぶ悩みましたが、過激にすれば今までの雰囲気が壊れるかなぁと当時悩みました(;_;)個人的にはそう言うお話も好きですが、内容によって指定をいれなくてはならなくなったり好き嫌いもハッキリするのでこの形になりました (2019年5月15日 6時) (レス) id: e7bb6442ef (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - なんか、小説は面白いんですけど南の回でもっともっと復讐?して欲しいです。派手にやり返さない赤也も主人公も腹が立って小説に集中出来ないです。もっと南に絶望を!! (2019年5月11日 4時) (レス) id: 0137e22542 (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - 煉海さん» 壊滅的な英語苦手ってどのくらいなのか困りますwwガッデム!! (2018年4月7日 1時) (レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
煉海 - 自分の英語力恨む赤也くん乙wwwwwww (2018年4月6日 22時) (レス) id: a0ddb5db9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆえ | 作成日時:2017年1月7日 21時