【テニプリ】最強ガールが出会ったのは５

番外編＊ ページ27

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あー、クソ。


あれからAとは全然話してない



俺は放課後の部活は補習となって教室に１人居残り
目の前に広がるワークは真っ白でやる気も同じく真っ白だ



赤「あー、ったくよォ…」



マジなんなんだよ。

結局写真の相手のは誰だかわかんねーし
浮気の真意もナゾのまま


ついでに言えば、この問題の答えも謎だ





ついに座ってるのも嫌になって
かたまった身体をほぐすように思いっきし腕を伸ばした


伸びた背筋はぐぐもった音がなって
俺もさっさとテニスがしたい


もっと練習して、今よりもっと強くならなきゃならねぇのに。
俺はもう、誰にも負けたくねぇのに…







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「お、なんだ赤也のやつ寝てんじゃんかよい」

「おいおい、あの分じゃ明日も補習なんじゃねぇのか？」

「まったく、赤也めたるんど「真田、静かに」む、ゆ、幸村…イップスはやめてくれ」




静かな教室にテニス部３年レギュラーの声が木霊する

赤也は爆睡のせいか、そんな声もドアを開けた音すらも気づかない



そろりそろりと近づくメンバーは赤也を囲んで何やらニヤニヤとして視線を交差させている




幸「真宏、どうするんだい？起こす？」

『いや、せっかくだしこのままでも面白そうでいいんじゃない？』

柳「では、始めようか」



柳の言葉に一同は顔を見合わせて準備に取り掛かった






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