【テニプリ】妹コンプレックス!!

マリア様はみてない ページ10

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ボールを追いかける姿



飛んできたボールを正確にうつ



なんというか、光る汗は青春の証
泥だらけになったユニフォームこそ、勲章···







『私を甲子園に連れてっ、で！？』


京「うるせぇよ！」

『酷いよきょーこりん···』




野球部のマネージャーをしてる京子の所へ遊びに来ているが
かの有名な台詞は京子に殴られた事により言いきれなかった




京「つーか何しに来たんだよ帰れよ」

『帰れないんだよー
お兄ちゃんが一緒に帰ろうって言うから待ってなくちゃ行けなくて』



何しに、なんて聞いたのにも関わらず理由を言えばふーんしか返ってこない
冷たいよきょーこりん…




京「·····」

『どしたの？京子、そんな真剣な顔して』



マネージャーであれば真剣に選手を見るのは当たり前だろう、しかし、忘れてはイケナイ
彼女は腐女子だ好物はボーイズ···



あ、やっぱり
視線の先にはピッチャーとキャッチャー、バッテリーという奴か



『京子の趣味は理解できん』

京「お前こそ、美少女だのバッカ言ってて意味わからん」


『美少女の何が悪い！キリコたんを悪く言うな！』



キリコたんとはAがハマっているアニメの主人公である
第一私は美少女だけじゃない、イケメンもちゃんと好きだ。但し二次元に限るがな




京「はっ、百合こそ外道」


あー、薔薇乙
もうスイッチ入っちゃったら止められないよ、この子は



京「第一さ、女同士で「タイが、曲がっていてよ」なんてつまんねーんだよ」

『なんと！そこで返す「お姉さま」こそいいんじゃないか！』



いつしか京子も仕事を忘れぎゃあぎゃあと2人は騒いでいる



「···A？」


『お兄ちゃんは黙ってて！この腐れ京子に負ける訳にはいかな···え？』



振り向くとそこは魔界、ではなく普通に学校

だけど、目の前に立つ兄のせいで辺りが黒く見えました



「なかなか来ないと思ったらこんな所で何をしているのかな？」

『えっと、その···』

「^^」


ああ、お兄さまが温かければ温かい分、泣きたくなるのはなぜだろう


このどす黒いオーラにAは今、泣きそうです








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