追憶 １８ ページ19
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＿＿＿＿＿＿＿ はぁ、はぁ…
息を切らしながら、彼の家を目指して全速力で走る。
彼の家のすぐ近くにある公園を通り過ぎようとした、ちょうどその時。
その公園のバスケットゴールから、声が聞こえた。
「なぁもう十分遊んだろ〜？」
「そーそー、だからさーそろそろ俺らに譲ってくんね？ついでにそのピカピカのボールお兄さん達に頂戴よ〜」
柄の悪そうな近所の中学生三人組達が、バスケットボールを持っている一人の少年に詰め寄っていた。
ピアスとかネックレスもじゃらじゃらつけていて、いかにも不良！という感じの人達だった。
しかも、腰にペーパーナイフがあった。
下手すれば少年は殺されかねない。
「僕がまだ来てから１０分も経っていません。それに、このボールは僕の物です。貴方達に渡す訳にはいきません。」
「小学生のくせに生意気言ってんじゃねェよ！」
少年は、不良の一人に腕を掴まれ、殴られた。
そして、もう一人不良がペーパーナイフを取り出した。
＿＿＿ 関わってはいけない。
頭ではそう分かっていた。
でも、どうしても放っておくことはできなかった。
「すいません、私その子の知り合いなんですけどその腕を離していただけませんか」
「ぁ…Aさ…ん…？」
少年は、目を見開いた。
落ち着いた、3年前と全く同じ声。
「知り合いが失礼なことをしたならば、謝ります」
「おぉ、嬢ちゃん分かってるじゃねェか。」
「
私はそう言ったのちに、思いっきり息を吸い込んで言った。
「助けてーーッ！！殺されるーッ！」
「このガキッ！まさか」
私の大声で、何事かと近くの人が集まってくる。
不良共は顔を赤くし、足早に去っていった。
「Aさんっ……？！なんで」
「ごめんね……私…友達を作ることばっかり考えて…そしたら、貴方がしてくれたことも忘れて…ついには貴方の存在まで忘れてしまった。
そしてもう少しで、永遠に会えなくなるところだった…。
間に合って…本当に良かった！」
私は泣いていた。
彼は、ぽんぽんと優しく背中を叩いてだきしめてくれた。
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威風堂々 - ありがとうございます！ありがたきお言葉…(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))更新は亀になると思いますが、頑張ります！ (2016年6月22日 6時) (
レス) id: 9b52e74451 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 続きはないのですか？ 転校してきた後のストーリーが見たいです！ よろしくお願いします！ (2016年6月21日 22時) (レス) id: 97b0709fbc (このIDを非表示/違反報告)
威風堂々 - ありがとうございます！頑張ります (2016年5月29日 14時) (レス) id: 9b52e74451 (このIDを非表示/違反報告)
794鶯平安京 - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2016年5月29日 14時) (レス) id: 7e6e7f9b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：威風堂々 | 作成日時：2016年5月29日 12時
