プロローグ ページ1
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それは、桃井と青峰が黒子のノートを教室へ返しに行った昼休みのこと______。
「わりぃ、テツいるかー?」
「ここに居ますよ」
「うわぁっ!テツ君」
青峰と桃井の後ろから、黒子の声がした。
「あ、ノート返しに来てくれたんですね。ありがとうございます」
「テツ君、ありがとう!すごく助かったよ〜。
ほら、大ちゃんも!」
青峰は頭をぽりぽりとかきながら
「んぁ?ぁーサンキュ」
と言った。
「そういえば、テツまた影薄くなったか?」
青峰は、少し眠そうにそう言った。
「もう、大ちゃん!」
そう言って、桃井は軽く青峰を叱った。
「……そうかもしれませんね。でも、僕影が薄いのはあまり気にしていないので…」
黒子は苦笑気味にそう言った。
「俺だったらぜってぇなんかやらかしてるわ」
青峰は感心したようにそう言った。
「僕だって、最初は影が薄いのが嫌で嫌で仕方ありませんでした」
「そうなの?」
桃井は少し意外だという感じで食いついた。
「はい。……でも、ある人が僕を見つけてくれたんです。」
「ある人って……?女の子?」
桃井が聞くと、黒子はこくんと頷いてはい、と言った。
「その話、詳しく聞きたい!」
「でもよ、もうすぐ昼休み終わ……」
桃井は目をキラキラさせて黒子をみた後、なにか言いかけた青峰に良いよね?という意味を込めて目配せした。
青峰はその視線に負け、ため息をつきながらも
「まぁ、俺も気になるしな」
と言って黒子に向き合った。
「では、話しますね。あれは、僕が小学五年生の頃__...」
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威風堂々 - ありがとうございます!ありがたきお言葉…(((o(*゚▽゚*)o)))更新は亀になると思いますが、頑張ります! (2016年6月22日 6時) (レス) id: 9b52e74451 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 続きはないのですか? 転校してきた後のストーリーが見たいです! よろしくお願いします! (2016年6月21日 22時) (レス) id: 97b0709fbc (このIDを非表示/違反報告)
威風堂々 - ありがとうございます!頑張ります (2016年5月29日 14時) (レス) id: 9b52e74451 (このIDを非表示/違反報告)
794鶯平安京 - 面白いです!更新頑張って下さい! (2016年5月29日 14時) (レス) id: 7e6e7f9b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:威風堂々 | 作成日時:2016年5月29日 12時