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暗闇と末っ子 ページ20

Your side



ピカッゴロゴロゴロ


数分おきに鳴る雷


「宙ちゃんもすーちゃんも戻ってこないなぁ…」


ひとりぼっちで食べるお菓子。
味がしなくて美味しかったはずなのに美味しくない。


ビガッ!!ゴロゴロゴロ!!


「わ!おっきい雷…」


一際大きい雷が落ちた。すると

バチンッ


「え…やだ、どうしよ、で、でんき、やだ」


停電してしまい辺りは真っ暗になってしまった。


くらい、やだどうしよ、むり、


早くなる鼓動に呼吸
落ち着け、電気なんてすぐに着くさ


「、っは、れ、に…りぃ、に…」


紅郎/つむぎ「嬢ちゃん!/Aちゃん!」


「おにぃ…つむにぃ…」


急に教室の扉が開いたと思ったら息を切らしたおにぃと懐中電灯をもったつむにぃが来てくれた。


紅郎「さっき鉄が教室に嬢ちゃんが1人でお菓子を食ってたって聞いてな、心配でこっち向かってたら停電しちまってよ。来て良かった」


つむぎ「俺も宙くんから今日Aちゃんとお勉強会をすると聞いて、さっき宙くんが放送で呼び出されていたので1人なのかと思って来てみたんです」


「っえ、ふああああああ!!」


紅郎「おーおー泣くな泣くな笑もう大丈夫だからよ」


つむぎ「もう怖くないですよ〜ほら懐中電灯明るいでしょう?」


2人が来てくれて良かった。ひとりぼっちで暗闇なんて耐えられない。
だけどやっぱり私が来て欲しいと思った時にあの人たちは来てくれないんだね。

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たんぽぽ - 面白かったです! (5月7日 15時) (レス) id: 540503d116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年1月3日 19時

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