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放課後。
今日は秀越でEdenのレッスンの日。
凪砂「……あれ?Aは?」
「Aは今日は保育園に行きましたよ」
凪砂「……そっか。寂しいね」
「まぁでも、しょうがないっすよ」
茨「いつまでも氷鷹先生に甘える訳にもいきませんしね」
凪砂「そっか…」
それから2時間ほどレッスンをした。
凪砂「……Aに会いたい」
「我慢っすよ。もう少ししたら迎えに行くんで」
凪砂「今日はもうここまででいいんじゃない??」
「そうっすか?」
茨「…今日はここまでにしましょうか。閣下も殿下も上の空状態ですし…」
日和「よし!それじゃあジュンくん!Aちゃんを助けに行くね!」
「助けにって…捕らわれてるわけじゃないんすから…」
凪砂「僕もついて行ってもいいかな?」
「いいっすけど…」
茨「まぁ、少しくらいの寄り道ならいいでしょう」
日和「そうと決まれば早く行くんだね!」
「はいはい……」
そして俺達は保育園へと向かった。
「すみませーん。漣でーす」
保育士「お兄さんおかえりなさい!Aちゃーん、お兄さんがお迎えに来ましたよ〜!」
座って絵本を読んでいたAに保育士が声をかけるとゆっくりこちらを向いた。
「案外平気そうみたいですね〜」
Aのそばに行き、帰り支度をしようとすると、
「ふぇ、にぃっ…」
ポロポロと涙を流した。
「A…」
その姿があの時に似ていて、とても申し訳ない気持ちになった。
「ごめんな、遅くなって。帰ろうか」
「にぃっ……うわーん!!」
俺に抱きついたAを抱きしめ返す。
「寂しかったすよね…」
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美紀(プロフ) - あんスタ大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2023年4月2日 10時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2022年5月25日 19時