Last resort ・・・２７ ページ29
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それから私は夢に引きこもった。
現実でどれくらい時間が経ったのかは分からないけど
こっちでは春を迎えた。
最初の頃は良かった。
だけど……
北上 ｢マネージャー希望の北上深雪です！｣
夢でもあの子は現れた。
私の作った夢、
理想の日々に
夢を作ることは出来ても、
夢の中で起きること全てを操るなんて出来ない。
深雪ちゃんは現実と同じように私の居場所を奪った。
現実では最後の最後まで気づけなかったけど、
深雪ちゃんは演技派女子。
私は焦った、夢を壊されるんじゃないのかって
焦って焦って怖くなって、
北上 ｢痛いっ、、、。｣
深雪ちゃんをカッターで傷つけてしまった。
それを皆は見てた。
そして、皆私から離れてった。
角名｢Aがこんな奴だったなんて思って無かった｡｣
角名も侑も治も、銀ちゃんに北さん。
赤木さんに尾白さん、大耳さん。
みんな消えちゃった。
夢でも私の願いは叶わなかった。
靴を脱いで1人ぽつんと屋上のフェンスに腰をかけて
空を見上げてみた。
そこには雲一つない青空が広がってる。
不満も何もなさそうな空、私とは大違いだね。
希望に満ち溢れてるって感じがするよ。
希望なんてもう私にはひとつもないのに。
なんで夢でも現実を見ないといけないんだろ、
夢は夢、理想のままでいいじゃん。
結局私はどこに行ったって一人ぼっち。
夢でも現実でも私の居場所はもう無い……。
なら、どうしたらいいの？
どうすれば、
『……どうすれば私は1人にならないの？』
何をやっても上手く行かない私は
自分がどうすればいいのかなんて分かんない。
｢_________A。｣
誰か分からないけど名前を呼ばれた。
周りを見渡しても誰も居ない。
｢お願い起きてよ_______________。｣
今度は空の方から声が聞こえた。
｢_______________1人にしないから。｣
それはホント？
私を1人にしない？……傍に居てくれる？
そこに行けば私は……
ゆっくりと空に伸ばした。
体は自然と前に行き、フェンスから腰が上がる。
『あ、……。』
私の体は地面へと垂直落下、私は静かに目を閉じた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
昨日は更新全然出来なくてごめんなさい！
そして今日は用事があるのでもしかしたらコレしか投稿出来ないかもです……(｡＞ㅅ＜｡)
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ヲタク - 面白かったです‼角名りんオチサイコーでした(*´꒳`*) (2022年12月29日 0時) (
レス) @page49 id: e2062574ee (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - ゆうさん» 初めましてです！最後まで読んでくださるなんて､､､凄く嬉しいです(T＿T)こちらこそ読んでくださりありがとうございます！ (2020年12月6日 19時) (レス) id: cd57ad852b (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - くまゆかさん» こんばんは！読んでいただきありがとうございます！日向翔陽の方更新できてなくてごめんなさい！あっちから来てくださりありがとうございます！ (2020年12月6日 19時) (レス) id: cd57ad852b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして！この小説、まだ途中しか読んでいないのですが、途中で泣きそうになりました。夢主の思ってることが凄い現実的で、感情移入してしまいました！最後まで読んできます！すてきな作品、ありがとうございます！ (2020年11月30日 17時) (レス) id: 5b49601941 (このIDを非表示/違反報告)
くまゆか - こんにちは！日向翔陽義妹いるんだってからこさしてもらいました (2020年10月1日 19時) (レス) id: 0a5d1e7901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏蜜柑 | 作成日時：2020年5月30日 8時
