俺には、お前の言うことが理解できねえよ。【鬼滅の刃】

「市民プールにて」 ページ50

んも〜〜〜ギャグ！！ 全力のギャグ！！！ 先生達が生徒だった頃＆年齢操作とかもうメチャメチャです！！ しかも何故かみんなと仲が良い！(笑)

何か本編マジシリアスばっかやなって？ すごい思ったんで？？ 完全に深夜テンションでお送りします！！(寝不足) ハァ──ッシリアス書くのははかどるけどギャグ書くの楽しい！！！！ あと現代だと普通にカタカナ使えて嬉しい！！


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　──今日も今日とて波瀾万丈。



「おい……、おい胡蝶。聞いてないぞ」

「言ってないもの」



　Aが思い切り不機嫌さを表しながら、隣でニコニコと笑っている胡蝶カナエに目を向けた。彼女は何の悪びれもせずのそう言って、「楽しければ良いじゃない」とまたころころ笑う。

　鈴の音のような声色に、Aはうへぇとでも言いたげに溜め息を吐いた。声にならなかったのかもしれない。


　二人の美少女の前には、同じく絵画からでも飛び出して来たかのような美しさを誇る青年らがいた。彼女らの同級生であり、全員驚きに目を見開いている。宇髄、冨岡、不死川、伊黒の男四人衆だった。見ているだけでむさ苦しい。

　しかしすぐに復活したその内の一人は、「へぇえ！ ド派手に良い恰好してんな！」と笑い声をあげた。特徴的な銀髪──現在キメツ学園で番長を務めている宇髄である(ただし彼と喧嘩して勝てるかもしれない人物は結構いる)。


　そして彼が『良い恰好』と称したのは、目の前にいる美少女二人が肌を随分と露出させた水着姿であったからだ。

　確かに目の保養だ。──ただしその本人が見た者の目を潰しにかからなければ。


　「おぉあ！？」と宇髄は奇跡的な反応速度で、Aのピース目潰しをギリギリで避ける。チッと舌打ちされた。何だこの女怖すぎる。



「で？ わざわざ自分らを引き寄せて、何しようってんだ胡蝶」

「勿論！ 遊ぶのよ！」



　市民プールにて高らかに宣言されたその言葉に、Aはゲッソリとした顔で「帰りてぇ」と呟いた。帰れる訳がなかった。




　──まあその後はご推察の通り。


　二人の美少女をナンパしようとした男達が逆にノされたり、ウォータースライダーにてAが意外と高い処が苦手であると気付かれたり、市民プールという公共の場のド真ん中で伊黒とAのガチ喧嘩が勃発したり、冨岡が財布をスられて不死川に借りる破目になっていたり。



　取り敢えず夏休みなんてロクなもんじゃねぇ、という一日であった。Aは次の日風邪で寝込んだ。



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