【stgr】潮鳴りのする雲を抜けて３【青井らだお】【完】

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あるぴと！



「あるぴ！ Have you ever eaten Deyansu's hotdogs？」
「オオ、 uum──No, I haven't」
「OMG！ You’re missing out on life！ Shall we go to eat it？」
「Yeah, That's good！ just now？」
「Yeah, Yeah, Yeah！ 今でしょ、That's now！」
「イマ……イマでしょ？」
「イマでしょ！！ ライトナーウ！」


「あの人ほんとう……ほんとう大体のことはできるよな。乗り物ができないのがなんでかわからんくらいにできるよな」
「そうだなあ。銃はうまいし事務もできるし……意外となくね？」
「口プもできないな。やっぱり意外とないわ」
「オイなんか悪口言ったかァー！？」
「「言ってません！！」」



　カジノ



「ルールわからないままブラックジャックやらせるな」
「カンタンカンタン。みして手札、……ああもういける。いける全然、オールイン」
「無馬さん助けてぇ〜！ ほんとにいいのコレ？ 私騙されてない？」
「なんで同じギャングの僕に訊くのかわからないけど、まあボスの言うことに従えば間違いないよ」
「こわいよぉギャングの上下関係……。え、じゃあ、いくよ？ 半分くらいいくよ？」
「オールイン」
「わかったよぉ……するよぉ……」


「それで？ 三億勝ちしたらMonDが拗ねて警察署まで送ってくれないから足がなくておれのこと呼んだんすか？」
「そう」
「ちがう……ちがう！ コレはオレの思ってたストーリーじゃない！」
「ボス〜元気出してよ〜」
「また前と似たようなこと言ってる……。じゃあAさん、帰りますよ」
「ラダオぉ！ オマエ、ちょっと、オールインしろ。オールインしてから帰れ」
「おれ？ やだよおれ。ギャンブルはちょっと」
「オーナーとしての僕とギャングとしての僕を助けると思って……。お願いしますよ」
「やってあげなよらだおくん」
「なんでAさんそっち側なの？ ……えぇ〜。じゃあ、やるかぁ」


「一億勝ちです。ありがとうございました」
「出禁にしていいですか？」
「絶対イヤ」




　後日譚
　・・(あるいは蛇足)



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