【stgr】潮鳴りのする雲を抜けて３【青井らだお】【完】

24　『後日譚』 ページ23

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対ハクナツメ用精神攻撃担当



「銀行強盗、犯人ハクナツメです。Aさんどうぞ」
「こおらぁ〜〜！ なぁ〜にやってんだあ〜〜！」
「うええーっ、Aー！？ やだ、ちょっと警察人たくさんいるでしょ！ らだおくんAと一緒に帰ってよー！」
「対ハクナツメ用精神攻撃担当なので、ハクナツメが犯罪している現場にはAさんが急行することになっています」
「らだおくんの言う通りだ！ 観念しろナツメぇ！」
「なにそれーっ！？ めっちゃ効くからやめてくれる！？ ガチで運転ミスりそうなんだけど！」
「それ目的なんで……」


「ハクナツメ捕まえました、本署戻ります」
「え、Aこれかわいい。ネイルしてるの？ めずらし」
「でしょ。ネルさんにやってもらったんだー。警察女子ネイルデーなの」
「へえー！ いいね。爪取れないように気をつけなよ？」
「ちゃんとすごい短く切った後にやったから大丈夫！ ナツメもやったげようか」
「ううん、やらない。全然プリズン行く」
「やったげよか」
「プリズン行く」
「らだおくんやったげよか」
「ウオ〜〜ナツメさんと一緒にプリズン行きてえな〜〜！！」



　エイム強者勢



「猫マンゴーと犬ルリと神子田くんとあるぴとサバゲ―やってくる」
「きっ……、も」
「ああ、今言葉こらえるかと思ったのにこらえなかったな」
「ああすいません。ちょっと耐えられなくて。あまりの、こう、エイムのキモさに」
「エイムのキモさにね？ うん。でも私はゆーてそんな強くないしなあ」
「銃を持つすべての人間に謝ってほしいセリフだな……」
「いや、まあ、そりゃ撃つのは得意だけど避けるの全然だしなあ。皆は撃ちあい強いけど、私はまあ、詰められたらふつうに無理だし」
「ああ、まあ、それは確かにそうですけど……。たぶん警察全員バーサスその五人だったら普通に警察負けそうですよね」
「えぇ？ 流石にそんなことないと思うけどなあ」
「Aサーン！ サバゲ―もういこって！」
「りょうかーい！ じゃ私マンゴーに送ってもらうから、またあとでね」

「…………あの五人でギャングとか作られたらガチで警察終わるな……」


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