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『美味い…』

一瞬

その場の雰囲気が緩んだ刹那、他2種類の酒に手を伸ばす二人

またその場にさっと緊張が走る



三種類とも飲んだ二人に酒問屋の旦那が二人にそっと、声をかける

「…うちの自慢の酒はどうですか…?」

二人はただただ、目を合わせたまま黙っていた

沈黙が広がる。誰一人として動く者はいなかった

依然として緊張は保たれたままだ


片桐と一ノ瀬は旦那に向き直る

形の良い唇がゆっくりと開く

片桐はすっ、と息を吸い込んで空気を震わせた

「…えぇ、とても美味です。驚きました、こんな酒があるなんて」

『この立派なお店の看板の酒というに相応しい酒だと思いました』

片桐は頷き、続けた

「余所者の俺達が勝手に決めていいわけではないので一度、

その店の番頭さんと話し合います」

『代金は払うので、結論を出すのは明日でも宜しいですか?』



旦那さんは忠と似たような顔でにこり、と微笑み

「勿論…!」

と答えた時、その場の空気は和やかなものになった



「いやー…!凄い美味しいです!」

「そういっていただけると、つくる甲斐があります」

片や片桐と旦那さんが喋り、片や一ノ瀬は酒を昼からあおっていた

「ちょっと、飲みすぎですよ…!」

『わはは、だいじょーぶ!』

「だいじょーぶ、って呂律回ってないじゃないですか…。」

忠の静止は効かないらしい。

普段一ノ瀬についている二人の苦労が伺える



その横で黒尾は代金を旦那に払う





その後、Aを引きずって帰る黒尾の姿が見えたとか見えなかったとか…

______

しゃんと歩けコラA

うーん…、うるさいてつ

あんこらてめもう1回言ってみろ

うるせぇ

…うぃっす

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設定タグ:ハイキュー!! , 進撃の巨人 , 男主   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:日紫喜 | 作成日時:2018年8月30日 14時

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