怒りと蛇と ページ36
「⋯⋯だから、こうしよう」
私は自分の首にナイフを近づける。
これで死ぬのは合計で三回目くらいか？
「はっ？何してんのさ君」
怒ったように欺くが言う。
「私が死ねば、『八月十四日』に戻る。そこでもう一度、
ゆっくり作戦を立てたらいいじゃあないか。最終的に解決したらいいだろう？」
「でもさ⋯⋯やってみるだけやってみよう⋯⋯？」
のんびりと醒ますが言う。
なんでこいつらは今に期待するんだ？結果よければすべてよし、ではないか。
⋯⋯ダメだ、今この時間が無駄だ。
「ごちゃごちゃうるさいなぁ。お前！」
と、欺くに指を指す。欺くはビクリとした。
「八月十四日にお前らの家に行くからな。朝早くに行く予定だ。
あと⋯⋯この記憶は残しておくぞ」
3人の表情は憤怒に染まっていた。
何故か？
あ！ そうだ。こいつらは血が嫌いなんだな。
だからこんなに怒っているのか。でも手っ取り早く死ぬにはこれしかないからな。
「八月十四日⋯⋯忘れるな」
そう言い残すと、自分の首を切り裂いた。
意識が闇に融けてゆく時に、声が聞こえた。
「そんな無茶しないでくださいよ。女王にも負担がかかるんだから」
もう、声は出せなかったので、心で思うだけにした。
(女王？それはマリーか？)
「それは⋯⋯また次の機会に言いますね？」
(ああ⋯⋯そういえばお前は誰だ？)
するとたっぷり1分は黙ったあと、耳を澄まさないと聞こえないような声で、
「前も話したことあるんですけど、忘れました？」
(それはいつだ？)
その応答はなく⋯⋯
目を覚ますと、八月十四日。
「今日はあいつらの家に行かなければ」
きっと次は行けるはずだ。
いや、救わなくては
⋯⋯マリーを
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みき(プロフ) - ありがとうございました！ (2018年1月16日 20時) (
レス) id: 46c09611b4 (このIDを非表示/違反報告)
紅苺(プロフ) - カゲプロはよく知らないので話に関してのアドバイスは出来ませんが、ご了承ください。そうですね、別の作品でも言った通り、表示は直した方が良いかと。そしたら、もう少し表現を増やしてみては如何でしょうか？ これからも頑張ってください。 (2018年1月15日 22時) (レス) id: b64ce74074 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - あぁぁぁぁぁすごい嬉しいですありがとうございますうううう (2018年1月9日 19時) (レス) id: 46c09611b4 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト＝塩(プロフ) - 面白いです!!お星さまの一番右側おポチッとな(*・・)σ (2018年1月9日 14時) (レス) id: f35e671262 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - あ！まじっすかありがとうございます！うれしいです.(*´ω`*). (2018年1月6日 17時) (レス) id: 46c09611b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みき | 作成日時：2018年1月5日 20時
