夢を壊し ページ35
「ねぇシンタロー君はさ、キサラギちゃんの話どう思う？」
するとシンタロー君は、少し考え込むようにしてから、
「俺は、本当だと思う。辻褄も合うしな」
まぁ、確かにそうなんだけどね⋯⋯。
しばらく歩くと、目の前に、マリーに似た人がいた。
髪色や目の色は全く違ったけど。
「⋯⋯遅い。これだったら、先回りしなくてもよかったじゃあないか」
その人は不機嫌そうに言った。
その細めた目が、余計にマリーのイメージを壊していた。
「お前がメリーの妹のメリーか？」
シンタロー君は勇敢にも自分から尋ねた。
その人は「ああ」と言ったが、その目は不機嫌そうに細めたままだった。
「ねぇねぇ、君がマリーの妹だっていう証明するものってある？」
もしかしたら、誰かが化けているかもしれないし。
「ふうむ⋯⋯これでいいか？」
その手に握られた日記は、マリーの家にあったものとそっくりだった。
しかし、違うのは表紙にＮｏ．2と書いてあることだ。
「なんでそれ持ってるの？」
メリーは胸を張って「アザミからもらったんだ」と言った。
メリーは両手をパチンと叩き、「こうしちゃいられない」
と言った。
そして、一瞬悲しそうな顔をした。
「お前らの家に八月十四日に行っていいか？」
シンタロー君はそれはおかしいと、
「なんで昔に戻ってるんだよ」
と、反抗した。
「残念ながら、今回ここから出られる確率は、――０％だ。」
メリーはいつかのシンタロー君のように、自信満々に言い切った。
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みき(プロフ) - ありがとうございました！ (2018年1月16日 20時) (
レス) id: 46c09611b4 (このIDを非表示/違反報告)
紅苺(プロフ) - カゲプロはよく知らないので話に関してのアドバイスは出来ませんが、ご了承ください。そうですね、別の作品でも言った通り、表示は直した方が良いかと。そしたら、もう少し表現を増やしてみては如何でしょうか？ これからも頑張ってください。 (2018年1月15日 22時) (レス) id: b64ce74074 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - あぁぁぁぁぁすごい嬉しいですありがとうございますうううう (2018年1月9日 19時) (レス) id: 46c09611b4 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト＝塩(プロフ) - 面白いです!!お星さまの一番右側おポチッとな(*・・)σ (2018年1月9日 14時) (レス) id: f35e671262 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - あ！まじっすかありがとうございます！うれしいです.(*´ω`*). (2018年1月6日 17時) (レス) id: 46c09611b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みき | 作成日時：2018年1月5日 20時
